翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

暑い!

 ひと月ばかり乗っていなかったので、バッテリー上がりが心配で、朝、チェック。頼りない音でしたが、無事にエンジン始動。

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 いつもの一時間周回コースを走ってきました。ちょっぴりですが、比企丘陵を抜ける適度なワインディングがあります。

 

 それにしても、メーターは1万キロを前に走行距離が伸びません。が、貧乏性なので、1日家をあけてツーリングに出る気がせず、少しでもパソコンの前にすわらなければ、と今日もすぐに仕事にかかりました。

 夏は無理かな、長距離は。ゲラが重なり、レジュメも書評原稿もあるし、塾の夏期講習の予習や秋のテキスト……。いやいや、ゲラチェックが終わったら行くぞ。その頃には秋の気配で山は涼しいだろうし……。

 

(M.H.)

ロシヤの仲間たち

 先日、友人が、モスクワに留学していた娘さんを迎えにいき、こんなお土産を買ってきてくれました。

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 拙訳、『30秒でわかる地球』と『30秒でわかる宇宙』(いずれも三省堂より)のロシヤ語バージョンです。「ゼムリャー・ザ・トゥリッツァツィ・セクンド」、「コースモス・ザ・トゥリッツァツィ・セクンド」と読みます、たぶん……。私はかろうじて東京外大ロシヤ語学科卒業ですが、これくらいが関の山で、頭には、ほんとに何にも残ってません。

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父を送って

 先月末に父が亡くなりました。93歳でした。

 このことに何もふれずにブログを続けることができず、しばらく投稿していませんでした。ただ、父にまつわることを書きはじめると、それは、長文の、しかも読者のみなさんには何の関係もない内容になってしまうので、去年の記事を再録することにしました。

 あとのことをきちんと指示して逝きました。見習いたいです。

 秋には、父の生まれた京都の墓地に遺骨を納めにいきます。

 

 以下は、去年、2016年の1月11日の記事です。

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ちょっと、ひと休み。

 今日の帰りの列車から、パチリ。いい風景です。

 時々、都心から遠いなあ、と思うこともありますが、こういう風景を見ると、よかったな、とも思います。今日、東上線の車窓から撮りました。

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 いろいろ忙しいので、更新をちょっとひと休みします。ちょっとだけ。

 また、すぐにもどってきます。

 

(M.H.)

悪人の描き方

 前から感じていることなのですが、日本では、子どもむけの本で、悪人を徹底的に悪く描くことは、その作品のマイナス評価につながることが多いように感じています。悪いことをする人もやはり人間なのだから、いいところもあるし、悪事をしでかすにはそれなりの理由があるはずだ、ということですね。

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 しかし、欧米の児童書では(というほど日本人作家の児童書を読んでいないので、しっかりとした比較はできませんが)、わりとあっさりと、ある意味、残酷に、悪役を悪役として描ききっていることがあります。

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セリフが作る登場人物 (翻訳勉強会 4−4)

 昨日は川越の絵本カフェ、イングリッシュブルーベルさんでの翻訳勉強会の日でした。第一章から始めた今の課題も、数回前から、後半のクライマックス部分を訳しています。この日は、まさに緊迫の場面。あまりくわしく書けませんが、暗殺未遂の場面です。

 

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雨の豊洲から……

 朝5時起きで、大学の軟式テニス部のOB会でエントリーした団体戦のために、有明まで行ったのですが、雨はやまず。試合中止。あんなに雨が降っているのに、練習をする人たちのやる気がすごい。自分は眠いだけ……。

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 ま、でも、雨が止むのを待ちながら、久しぶりに会った後輩たちとおしゃべりができたので、よしとしよう。

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ウィリアム・グリル

 連投です。今日、6月24日(土)の読売新聞夕刊のKODOMOサタデーの書評欄「空色ブックガイド」に、わたしの記事を載せていただきました。なかがわちひろさんと月代わりで3回目(わたしは2回目)のコーナーです。よろしかったら、読んでみてください。丹地陽子さんのイラストも、またすばらしいです。

 

 今回は「冒険」をテーマに、『シャクルトンの大漂流』(ウィリアム・グリル作、千葉茂樹訳、岩波書店)と、『青春を山に賭けて』(植村直己作、文春文庫)の2冊を紹介しました。

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(この布張りの背と、盛り上がって光る表紙の印刷がいいんです。所有欲をかきたてます。)

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コロッケと、ビールと、サッカー少し……。

 うまい! 

 今の家に越してきてからもう27年になるが、この食堂に何度来たことか。このあと、家内とそれぞれ定食を食べて2千円払ってお釣りがきた。時々、ビール代を忘れてるんじゃないかと思うのですが、「いただいてますよ」とにこやかにマスター。なにより美味しい。

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