翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

新刊・訳書紹介

月刊「MOE」1月号

今、発売中の月刊「MOE」1月号にシドニー・スミスのインタビューが載っています。『おばあちゃんのにわ』が主なトピックです。ぜひ! ハイジや、大桃洋祐さんの特集も!

『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』

少し更新がとどこおっていたのは、ウクライナの戦争が終わらず、そこへもってきてガザの問題が起き、日本の政治はひどい状況で、そういうことについて書くのはしんどいからでした。とにかくどちらも早く休戦してほしいし、今の政権には早く退陣してもらいた…

『夜のあいだに』3刷

『夜のあいだに』(テリー・ファン&エリック・ファン作、ゴブリン書房)が3刷になりました! 2019年に初刷が出ていますから、4年めに入っています。少しずつでも長く読んでもらえる本になってくれるとうれしい。タイトルの箔押しがきれい。 奥付というか、…

『おばあちゃんのにわ』@NHKラジオ深夜便

7月16日(日)午後11時05分から放送された、NHK第1放送、「ラジオ深夜便・ナイトガイド」の中で、荻窪の書店Titleの辻山良雄さんが、拙訳『おばあちゃんのにわ』を紹介してくださいました。とてもていねいな紹介でうれしかったです。『ぼくは川のように話す…

『クロスオーバー』、本日発売です!

岩波書店のレーベル、STAMP BOOKS より、アメリカの作家、クワミ・アレグザンダーの詩物語『クロスオーバー』が本日発売です。どうぞよろしく!! 左が原書。訳書は一乗ひかるさんの装画でポップに仕上がりました。 バスケ大好きの双子の兄弟と両親、一家四…

『ペーパーボーイ』『コピーボーイ』

水曜日に、書評家の豊崎由美さんと翻訳家の三辺律子さんが、月刊 ALL REVIEWS で、『ペーパーボーイ』(ヴィンス・ヴォーター作、拙訳、岩波書店)をとりあげてくださいました。これがとってもいい対談で、自分で訳していながら忘れかけていたあちこちを思い…

こちらも、『おばあちゃんの にわ』

先日、この月曜日、6月19日に刊行された、拙訳『おばあちゃんのにわ』を紹介しましたが、じつは、5月に横山和江さん訳の同タイトル『おばあちゃんの にわ』(ドーン・ケイシー文、ジェシカ・コートニー・ティックル絵、横山和江訳、出版ワークス)という絵…

新刊予告『クロスオーバー』7月12日刊行

来月出る訳書です。岩波書店のYAレーベル、STAMPBOOKSから、詩物語形式の作品『クロスオーバー』が刊行されます。 YA向けの詩物語を多く発表しているクワミ・アレグザンダーの2014年の作品。とりあえず、このポップなカバー絵をお見せしたくて! 『兄の名は…

新刊絵本『おばあちゃんのにわ』

『ぼくは川のように話す』のペア、ジョーダン・スコット(文)とシドニー・スミス(絵)の新しい絵本が、偕成社より、6月19日に発売されます。 タイトルは『おばあちゃんのにわ』。タイトル文字は、今回も荒井良二さん。 https://www.kaiseisha.co.jp/books/…

『生命の樹』6刷見本

チャールズ・ダーウィンの生涯を描いた絵本、『生命の樹』の6刷見本が届きました。うれしい。作者はピーター・シス。昨年、今年と、日本で展覧会がひらかれていることも助けになっているのかな。

「おすすめ世界の子どもの本!」紹介動画公開始まりました。

JBBY(日本国際児童図書評議会)のYouTube公式チャンネルで、「おすすめ世界の子どもの本!2022」に掲載された書籍を、翻訳者が紹介・トークする動画が公開されました。昨年につづいての企画です。 こちらの公式チャンネルにアップされていますので、どうぞ…

『バーナバスのだいだっそう』@紀伊国屋書店笹塚店

紀伊国屋書店笹塚店さんが、『バーナバスのだいだっそう』をディスプレイにしてくれました。読売KODOMO新聞に掲載された本の紹介コーナーに展示してるそうです。 それにしても、なんという完成度! ありがとうございます!! 紹介本❶#バーナバスのだいだっそ…

『チャンス』翻訳協力、藤田優里子さんの記事

『チャンス はてしない戦争をのがれて』(ユリ・シュルヴィッツ文・絵、拙訳、小学館)の翻訳で、訳文チェックをお願いした藤田優里子さんが、サンフレアアカデミーのウェブに記事を寄せてくれました。この本に深く共感してくれた上で、チェック、アドバイス…

『小学館世界J文学館』発売開始!

かねてからご紹介していました、『小学館世界J文学館』が11月22日、発売となりました。我が家にも見本が! いい表紙だ。 この大判、フルカラーのガイド本は、見開き2ページに一作ずつ、全125作品の紹介がフルカラーイラスト入りで載っています。これを見て…

『タイムマシン』+短編2編、11/22発売!

世界の名作125作が読める「小学館世界J文学館」が11月22日に発売されます。収録作品も順次、1作ずつ発売されていく予定。拙訳『タイムマシン ほか二編』も同日、Kindleで買えるようになります。 ぜひ! 【 小学館世界J文学館 タイムマシンほか二編 】 『タ…

『弟の戦争』増刷見本

ロバート・ウェストール原作、『弟の戦争』の増刷見本がとどきました。

『チャンス──はてしない戦争をのがれて』、本日発売!

訳書が出ました。 『チャンス──はてしない戦争をのがれて』(ユリ・シュルヴィッツ文・絵、藤田優里子翻訳協力、小学館、1600円+税)です。 『ゆき』、『よあけ』、『おとうさんのちず』などで知られている絵本作家、ユリ・シュルヴィッツが、第二次大戦中…

小学館世界J文学館、11月刊行!

小学館から、若い読者むけの、新しい形の世界文学全集が、この秋、出版されます。題して「小学館世界J文学館」。世界の名作125作品が、一冊のガイド本+電子書籍で5,500円という、画期的な形式で発売されます。 www.shogakukan.co.jp 上のリンクから小学館…

『ぼくは川のように話す』、第69回産経児童出版文化賞に選定!

第69回産経児童出版文化賞の翻訳作品賞に、拙訳『ぼくは川のように話す』(ジョーダン・スコット文、シドニー・スミス絵、偕成社)が選定されました。ありがとうございます! 翻訳作品の評価は、とりわけ絵本は、原作の力によるところが大きいわけですが、…

カナダの絵本作家特集@「月刊 MOE」5月号

「月刊 MOE」5月号の「気になるカナダの絵本作家たち」という特集で、わたしが訳した『夜のあいだに』『バーナバスのだいだっそう』(ファン・ブラザーズ作・絵)、『ぼくは川のように話す』(ジョーダン・スコット文、シドニー・スミス絵)もとりあげてい…

『ぼくは川のように話す』、ブックハウスカフェ大賞に選定!

神田神保町の子どもの本の専門店、ブックハウスカフェさんのみなさんが選ぶ、第5回ブックハウスカフェ大賞の絵本部門金賞に、『ぼくは川のように話す』が選ばれました! 絵本部門☆金賞☆『海のアトリエ』作:堀川 理万子(偕成社)『ともだちのいろ』作:き…

国際アンデルセン賞(2022年)、最終候補者発表

昨日はIBBY(国際児童図書評議会)のウクライナ紛争に対する声明をお知らせしましたが、ほんとうは、こちらをお知らせしたかったんです。2年おきにIBBYが選ぶ国際アンデルセン賞(Hans Christian Andersen Award)の今年の候補者のショートリストが発表され…

「わたしは〇〇のように話す」

先週の木曜日、所用があって神保町に行った際、「ブックハウスカフェ」さんにおじゃまして、訳書『ぼくは川のように話す』にサインしてきました。よろしかったら。 (ブックハウスカフェさんのインスタからhttps://www.instagram.com/p/CZBIQcop9Ie/ ) なぜ…

『ぼくは川のように話す』@バラいろダンディ

昨日、12月15日のTOKYO MX、「バラいろダンディ」内で、ロバート・キャンベルさんが『ぼくは川のように話す』を、「クリスマスプレゼントにおすすめ! 子どもも大人も楽しめる絵本」のコーナーで紹介してくださいました。

『ぼくは川のように話す』やまねこ賞!

『ぼくは川のように話す』が、やまねこ翻訳クラブの第24回やまねこ賞(絵本部門)に選ばれました! やまねこのみなさん、ありがとうございました! 昨年の読み物部門で『コピーボーイ』が第1位に選ばれたので、2年連続となりました。子どもの本の翻訳に関…

『ぼくは川のように話す』日本YA作家クラブ記事

日本YA(ヤングアダルト)作家クラブのインタビュー記事で紹介していただきました。 リンクはこちら。 インタビュー 翻訳家の原田勝さん 『ぼくは川のように話す』では、幾千もの水面の光に照らされながら、少年の心の変化を一緒に体験できて……こ、これは…

ピーター・シス展、必見!!

11月14日まで、練馬区立美術館で開催中の「ピーター・シスの闇と夢」、行ってきました! これ、少しでも興味がある方は、絶対に行くべきです。 もう一度いいますが、少しでも興味がある方は、絶対に行くべきです。 展示点数、なんと200点。原画もたくさん。…

『バーナバスのだいだっそう』2021年度、カナダ児童文学賞、大賞受賞!

『バーナバスのだいだっそう』の原作、"The Barnabus Project” (by the Fan Brothers)が、10月29日、Cnadaian Children's Book Centre選出の、カナダ児童文学賞(TD Canadian Children's Literature Award)英語部門の大賞に選ばれました。 bookcentre.ca 作…

全国書店紹介(20)「クレヨンハウス」@東京都港区 & 書店一覧

『ぼくは川のように話す』をSNSで紹介してくださった全国の書店紹介、一応、今回で最終回とします。20軒目は、表参道にある「クレヨンハウス」。主宰の落合恵子さんが、9月にNHKラジオの「落合恵子の絵本の時間」で紹介してくださいました。ありがたいことで…

全国書店紹介(19)「プー横丁」@富山市

『ぼくは川のように話す』をご紹介くださった全国の書店紹介、第19弾は、富山の「プー横丁」さんです。創業は1981年ですから、すでに40年! わたしが大学を出てすぐのころ、わたしの頭の中には、子どもの本の翻訳なんてまったくなかったころから営業しつづ…