本・映画
昨日は、川越のイングリッシュブルーベルさんで、古典児童書を読む会でした。課題本はルーシー・ボストンの『グリーン・ノウのお客さま』。 おやつは、主人公の少年ピンが、ゴリラのハンノーに食べられてしまうようなサンドイッチ。店主のKさんが焼いたパン…
『平場の月』(朝倉かすみ作、光文社)を読みました。 よかった。というか、切ない。 (装画の田雑芳一(たぞう・よしかず)さんつながりで、『いつか、僕らの途中で』も。)
奥山恵さんの歌集、『窓辺のふくろう』が、第14回日本詩歌句随筆評論大賞の短歌部門で大賞を受賞されました。おめでとうございます! 奥山さんは柏でハックルベリーブックス(http://www.huckleberrybooks.jp)という子どもの本の専門店を経営していらっし…
『MARCH 2』読みました。「アメリカの黒人たちによる公民権運動を描いた」コミックの翻訳版です。どうしても、こういう紹介になってしまうのですが、でも結局、これは、民主主義を自分たちで主張し、守った人たちを描いた作品で、「民主主義の話」なのだと思…
川越の絵本カフェ、イングリッシュブルーベルさんでの「海外古典児童書を読む会」、今日の課題本は『あのころはフリードリヒがいた』。ハンス・ペーター・リヒター作、翻訳は昨年亡くなられた上田真而子さん、岩波少年文庫です。1961年の作品。いわゆる、ナ…
ピーター・シスの絵本です。 『ぼくはアイスクリーム博士』(ピーター・シス作、たなかあきこ訳、西村書店)。 うーん、なんだこのポップで明るい色使いは! わたしの知ってるピーター・シスじゃない(笑)!! 『星の使者』や『生命の樹』の、どこか陰のあ…
読みました。 というか、コミックなので、読みながら、目で見て、感じました。本当は3巻まであるので、全部読まなきゃ評価できないのかもしれませんが、コミックという形式の可能性を大いに感じさせてくれるので、それをできるだけたくさんの人に知ってもら…
読売新聞夕刊のYA本紹介コーナー、「空色ブックガイド」が先週土曜日の回が最終回となりました。紹介したのはこちら。
「生命誌」の研究者(提唱者)でいらっしゃる中村桂子さんが、毎日新聞に書いたものを集めた書評集です。拙訳『ハーレムの闘う本屋』をとりあげてくださいました。 『生命の灯(ともしび)となる49冊の本』(中村桂子著、青土社、2017年12月刊、1800円) 装…
掲載紙が届きました。先週土曜日の読売新聞夕刊のYA本紹介コラム「空色ブックガイド」。 わたしが紹介したのは、下の大好きな2冊。
「BOOKMARK」10号が来ました! 書店での配布は「もうすぐ」だそうです。今しばらくお待ちを。 今回のテーマは「わたしはわたし ぼくはぼく」、LGBTQをあつかった作品の特集です。 あいかわらず、オザワミカさんの表紙イラストが冴えてます。「わたしはわたし…
面白そうだと思って原書をとりよせたのに、読み切れないでいるうちに訳書が出てしまったシリーズ、第?弾!
訳したかったのに、訳されてしまった本シリーズ、第?弾! 『森のおくから ── むかし、カナダであった ほんとうのはなし』(レベッカ・ボンド作、もりうちすみこ訳、ゴブリン書房)が発売されました。 これ、好きな絵本です。原書の表紙。
月曜日は川越の絵本カフェ「イングリッシュブルーベル」さんで、古典児童書を読む会がありました。課題本は『若草物語』。 写真は福音館版の表紙(イラストはターシャ・テューダー)と、作中にも登場するブラマンジェ。おいしかった。
昨日に引き続き、「クラブ」のことを。今日は「日本YA作家クラブ」です。 このクラブは、ヤングアダルトむけの作品を発表している作家・翻訳家の集まりで、作家の梨屋アリエさん、翻訳家の金原瑞人さん(というか、わたしの師匠ですが)らが発起人となって…
連投です。今日、6月24日(土)の読売新聞夕刊のKODOMOサタデーの書評欄「空色ブックガイド」に、わたしの記事を載せていただきました。なかがわちひろさんと月代わりで3回目(わたしは2回目)のコーナーです。よろしかったら、読んでみてください。丹…
昨日の川越での読書会の課題本は、ハンガリーのバラージュ・ベーラ作、『ほんとうの空色』でした。 初読でしたが、とてもおもしろかった。
『羊と鋼の森』(宮下奈都作、文藝春秋)を読みました。よかった。じわっと涙が出ました。感覚を言葉で表わすのはむずかしいと思いますが、それがうまく行っている文章には感動します。
翻訳大賞の最終選考に残っているほかの5作品を読んでいないので、1作でも読もうと思い、『すべての見えない光』(アンソニー・ドーア作、藤井光訳、新潮クレスト・ブックス)を買ってきました。春休み中は講習で通勤するので、電車の中で読めるかな。 それ…
訳したかったのに、訳されてしまった本シリーズ(?)。 『コードネーム・ヴェリティ』、もうすぐ発売です。アマゾンでは3月21日発売予定。訳者は吉澤康子さん。先日、やまねこ翻訳クラブの読書会でお会いしたばかり。
佐藤さとるさんが亡くなられました。ご冥福をお祈りします。 『だれも知らない小さな国』を初めて読んだのはいつだったのでしょうか。はっきりとはおぼえていませんが、小学生の時だったのでしょう。夢中になって、何度も読み返しました。
月曜日は川越の絵本カフェ「イングリッシュブルーベル」(-Ehon Cafe - English Bluebell -)での、古典児童書を読む会でした。課題本は『みどりのゆび』(モーリス・ドリュオン作、ジャクリーヌ・デュエーム絵、安東次男訳、岩波書店)。 フランスの本とい…
いつもの水道橋駅前の販売員さんから買いました。この表紙がお目当て。 言わずとしれた、いわむらかずおさんの「14ひきシリーズ」。Wikipediaで調べたら、シリーズで800万部を超えるそうです。
読まなきゃいけない本は山積みなのですが、これは、とにかく、どうにかして、早いうちに読まないといけない。 チャーターマークが呼んでいる!! (M.H.)
先日、『BOOKMARK 06』をもらいにいった「あゆみBOOKS小石川」店で買いました。『読書について』(ショーペンハウアー著、鈴木芳子訳、光文社古典新訳文庫)です。 店を入ったところの平台に積み上がっていました。BOOKMARKもらうだけじゃ、と思っていたとこ…
昨日は古典児童文学を読む読書会でした。課題本はロアルド・ダール作、中村妙子訳、クエンティン・ブレイク絵、『オ・ヤサシ巨人BFG』です。ちょうど映画が公開されたこともあっての課題本でした。
おととい、表紙の話を書いた本です。いい作品でした。 アスペルガーの少女と犬の話です。ストーリーも、登場人物も、描写も、翻訳も、装丁も、みんなバランスよく一つの作品を作っています。ぜひ読んでみてください。 レイン: 雨を抱きしめて (Sunnyside Boo…
海のむこうから、トランプ氏当選というどうにもやりきれないニュースが伝わってきて、いやーな気持ちになっていました。 郵便受けを見にいくと、本と手紙が。
先月、長野県上田市にある、戦没画学生慰霊美術館「無言館」を訪れて以来、もう少しあの美術館について知りたいと思っていたので、開設者の窪島誠一郎さんの書いた『「無言館」ものがたり』(窪島誠一郎著、講談社、1998年)を読んでみました。
日曜日の夕方、BS日テレで放送している「久米書店」。久米宏さんと檀蜜さんが、毎回話題の新書を著者を招いて紹介する書評番組です。 5月には『翻訳百景』の話で、越前敏弥さんも出演されました。これ、おもしろい番組なので、録画してちょくちょく見ている…