翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

翻訳の周辺

御礼、洋書の森セミナー

昨日は日本出版クラブで、洋書の森セミナーとして、「翻訳を文学にするために」という題でしゃべってきました。出席いただいた皆さん、ありがとうございました。もう少しうまくしゃべれたのではないかとも思うのですが……。 散り残っていたイチョウの黄葉が青…

「児童文学なんてありませんっ!」

先日、「Be」の読書会でいただいた資料は、『人間と教育』(No.95、2017年9月号)に掲載された、赤木かん子さんの「児童文学なんてありませんっ!」という記事でした。連載第1回で「いまどき、児童文学なんてないんです……。」というタイトルがついています…

読書会『あしながおじさん』

昨日は川越の絵本カフェ、イングリッシュブルーベルさんで、子どもの本の古典を読む読書会がありました。課題本は『あしながおじさん』。 《 Ehon Cafe - English Bluebell - 》 今日のスイーツは、作品の中に登場する(らしい。じつは、そこまで読めなかっ…

「Be」読書会におじゃまして

水曜日、神楽坂の日本児童文学者協会で、児童文学の作家さんや編集者さんの集まる「Be」という読書会におじゃましてきました。課題本が拙訳『真夜中の電話、ウェストール短編集』だというご案内をいただいていたからです。

洋書の森セミナーのご案内

12月9日(土)15 〜 17時の予定で、神楽坂の日本出版クラブで、「翻訳を文学にするために」と題してセミナーをひらくことになりました。 (参加要項は以下のリンクから参照をお願いします。) http://www.shuppan-club.jp/wp/wp-content/uploads/2017/11/1e0…

はじめての海外文学 vol.3 展開中!

全国の書店横断企画、「はじめての海外文学」vol.3 が始まっています。 翻訳者70名が翻訳書を推薦し、賛同してくれた書店さんが棚を作ってくれています。 今年は一般の部にプラスして、児童書の部もできました。 くわしくはこちらを。 hajimetenokaigaibunga…

再会

今日は、一年ちょっとぶりに、アメリカの若い友人と会ってきました。日本語を勉強し、アメリカの大学を卒業して、今は浦和で暮らし、埼玉県庁で仕事をしています。 彼と知り合ったのは、彼がわたしの翻訳した『エアボーン』(ケネス・オッペル作、小学館)の…

「BOOKMARK」09号

昨日に続いて、装幀の話題を。 (入手方法その他は、こちらを→ 金原瑞人オフィシャルホームページ BOOKMARK)

装幀家、城所潤さん講演会

25日水曜日、JBBY主催の城所潤さんの講演会に行ってきました。 城所さんは、主に子どもの本の装幀を手がけていらっしゃるので、わたしの訳した本も何冊か装幀していただいています。最新作の『オオカミを森へ』もそうです。

金原瑞人先生、訳書500冊突破!

先週、弟子や共訳者有志による金原先生の訳書500冊突破記念パーティーが開かれました。残念ながら仕事で出席できませんでしたが、改めて、先生、おめでとうございます。 今から、もう30年近く前になりますが、バベル翻訳学院の先生の授業で課題になった作品…

やまねこ翻訳クラブ、インタビュー記事

現在、設立20周年記念イベントを精力的に展開されている「やまねこ翻訳クラブ」のサイトに、インタビュー記事を載せていただきました。ありがとうございます。リンクを貼っておきます。 →( やまねこ翻訳クラブ:原田勝さんインタビュー )

カズオ・イシグロ、ノーベル賞受賞!

いい知らせです。どうも日本のマスコミは、「日本生まれの……」とか、「川端、大江に続く……」とか言いたくなるようですが、彼の素晴らしい作品を、土屋政雄さんという素晴らしい翻訳家の文章で、たくさんの日本人が読んでくれるだろうということが何より喜ば…

『わたしがいどんだ戦い 1939年』

面白そうだと思って原書をとりよせたのに、読み切れないでいるうちに訳書が出てしまったシリーズ、第?弾!

『森のおくから』(レベッカ・ボンド作、もりうちすみこ訳)

訳したかったのに、訳されてしまった本シリーズ、第?弾! 『森のおくから ── むかし、カナダであった ほんとうのはなし』(レベッカ・ボンド作、もりうちすみこ訳、ゴブリン書房)が発売されました。 これ、好きな絵本です。原書の表紙。

古典児童書を読む会『若草物語』

月曜日は川越の絵本カフェ「イングリッシュブルーベル」さんで、古典児童書を読む会がありました。課題本は『若草物語』。 写真は福音館版の表紙(イラストはターシャ・テューダー)と、作中にも登場するブラマンジェ。おいしかった。

『オオカミを森へ』

今月発売予定の拙訳『オオカミを森へ』(キャサリン・ランデル作、ジェルレヴ・オンビーコ絵、小峰書店)のカバー写真をいただきました。何度見てもいい表紙。 もうすぐ発売です。 この本の装幀は城所潤さん・大谷浩介さん(JUN KIDOKORO DESIGN)。

夏の終わりに

先週土曜日の読売新聞夕刊、「空色ブックガイド」のコーナーで紹介したのはこの2冊。 『夏の庭 ─ The Friends ─』(湯本香樹実作、新潮文庫) 『ペーパーボーイ』(ヴィンス・ヴォーター作、原田勝訳、岩波書店) テーマは「夏の終わりに」でした。

「空色ブックガイド」

4月から、読売新聞に「空色ブックガイド」と称して、なかがわちひろさんと交代で、毎月第4土曜日の夕刊にYA文学の紹介文を書かせてもらっています。 今週土曜日、26日の夕刊はわたしの番。どの本をとりあげたのかは、新聞が出るまであかせないのですが、…

『BOOKMARK 08』

翻訳小説の紹介冊子、『ブックマーク』08号が届きました。 今回のテーマは「やっぱり新訳!」 内容は、ずばりそういうことです。 入手方法はこちらを。おいてある書店の一覧と、送ってもらう方法が書いてあります。 【 金原瑞人オフィシャルホームページ BOO…

日本YA作家クラブ

昨日に引き続き、「クラブ」のことを。今日は「日本YA作家クラブ」です。 このクラブは、ヤングアダルトむけの作品を発表している作家・翻訳家の集まりで、作家の梨屋アリエさん、翻訳家の金原瑞人さん(というか、わたしの師匠ですが)らが発起人となって…

やまねこ翻訳クラブ

昨日は、やまねこ翻訳クラブの方々からインタビューを受ける形で、翻訳について、たくさんおしゃべりしてきました。

悪人の描き方

前から感じていることなのですが、日本では、子どもむけの本で、悪人を徹底的に悪く描くことは、その作品のマイナス評価につながることが多いように感じています。悪いことをする人もやはり人間なのだから、いいところもあるし、悪事をしでかすにはそれなり…

ウィリアム・グリル

連投です。今日、6月24日(土)の読売新聞夕刊のKODOMOサタデーの書評欄「空色ブックガイド」に、わたしの記事を載せていただきました。なかがわちひろさんと月代わりで3回目(わたしは2回目)のコーナーです。よろしかったら、読んでみてください。丹…

第一章

ほかの翻訳者のみなさんはどうしていらっしゃるのかわかりませんが、新しい仕事をする時、わたしはいつも、まず最初の一章、あるいは二章の試訳を編集者さんに送って見てもらいます。 今回もそうしました。 (スミダノハナビとヒゴイ。いつもの駅までの水路…

JBBY贈賞式

昨日は神楽坂の日本出版クラブで、JBBY(日本国際児童図書評議会)賞の贈賞式があり、出席してきました。拙訳『ハーレムの闘う本屋』を、IBBYの2016年度翻訳部門のオナーリストに推薦していただき、また、JBBY賞もいただいて、ほんとうにありがとうございま…

イラク戦に想う。

昨日、イランのテヘランであった、サッカーW杯アジア最終予選で、日本はイラクに1−1で引き分け、とりあえずグループ首位に立った。中継の中で、アナウンサーが「イラクはバスラで親善試合を行ない……」と言った。思わず、おっ、と体が反応した。そうか、バ…

南米上陸!

ということで、次の作品の舞台を地図で確認。 それにしても、チリは細長い。

物語詩

詩の翻訳は、むずかしいけれどきらいではありません。いや、じつはけっこう好きです。訳し始めた本の冒頭に、作者の詩が引用されていました。訳しはじめると、これが夢中になります。言葉を選ぶ、行を調節する、リズムを整える……。 ただ、詩の知識はほとんど…

まずは原作者の名前を……

今年は仕事が重なって、うれしい悲鳴です。で、とにかく、届いたゲラをにらみながらも、次の本もとりかからないと、と思い、まずはタイトルを訳し(とりあえずね)、原作者の名前の発音を確かめました(これはしっかり)。 以前も紹介したことがありますが、…

ふしぎな瞬間

おおよそ訳し終えた物語を推敲のために読み直していると、とてもふしぎな瞬間にめぐりあうことがあります。 原書を読んで、十分理解したつもりで日本語に訳してきたはずなのに、それも、何度も読み直し、修正してきたはずなのに、翻訳作業も仕上げの段階にな…