翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

訳書リスト2(6〜10)

 今日は、訳書の6冊めから10冊めまでをご紹介します。

 

(6)『ブック・オブ・ザ・ダンカウ』(ウォルター・ワンゲリン作、いのちのことば社、2002年)

    "The Book of the Dun Cow", by Walter M. Wangerin, Jr., 1978
    アメリカ・ファンタジー・キリスト教寓話

〈オビ語録〉

「トールキン、C・S・ルイス作品に続く海外クリスチャンファンタジーの傑作。巨大な蛇ウィルム。その巧妙な罠によって残忍な悪が生み出される。やがて、平和に暮らしていた弱き動物たちと悪との壮絶な戦いがはじまった……。『小説「聖書」』の著者ワンゲリンの代表作。全米図書賞受賞」

ブック・オブ・ザ・ダンカウ

ブック・オブ・ザ・ダンカウ

  • 作者: ウォルターワンゲリン,Walter Wangerin,原田勝
  • 出版社/メーカー: いのちのことば社フォレストブックス
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 単行本
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(7)『サブリエル──冥界の扉(古王国記1)』(ガース・ニクス作、主婦の友社、2002年)

    "Sabriel", by Garth Nix, 1995
    オーストラリア・ヤングアダルト・ファンタジー

〈オビ語録〉

「世界が夢中になった、現代ファンタジーの最高峰! 1995年オーストラリア・ファンタジー大賞受賞、1997年度米国図書館協会ベスト・ブック選定。数々の賞を総なめにしたベストセラーがついに日本上陸!」

サブリエル―冥界の扉 (古王国記)

サブリエル―冥界の扉 (古王国記)

 

 文庫版

サブリエル―冥界の扉〈上〉 (古王国記)

サブリエル―冥界の扉〈上〉 (古王国記)

 
サブリエル―冥界の扉〈下〉 (古王国記)

サブリエル―冥界の扉〈下〉 (古王国記)

 

 

(8)『二つの旅の終わりに』(エイダン・チェンバーズ作、徳間書店、2003年)

    "Postcards from No Man's Land", by Aidan Chambers, 1999
    イギリス・ヤングアダルト・戦争・安楽死・同性愛

〈オビ語録〉

「現代ヤングアダルト文学の最高峰はこの一冊! イギリス:カーネギー賞、アメリカ:プリンツ賞(ニューベリー賞YA部門)、「子どもの本のノーベル賞」国際アンデルセン賞、三冠に輝く! 十七歳の少年が異国の街で知った秘密とは……?」

二つの旅の終わりに

二つの旅の終わりに

 

 

 (9)『ライラエル──氷の迷宮(古王国記2)』(ガース・ニクス作、主婦の友社、2003年)

    "Lirael", by Garth Nix, 2001
    オーストラリア・ヤングアダルト・ファンタジー

〈オビ語録〉

「読者評 "★★★★★" 続出!! 待望の古王国記シリーズ第二弾。この世界観! これぞファンタジー!! 672ページノンストップの戦慄──ページを繰る手が止まらない」

ライラエル―氷の迷宮 (古王国記)

ライラエル―氷の迷宮 (古王国記)

 

 文庫版

ライラエル―氷の迷宮〈上〉 (古王国記)

ライラエル―氷の迷宮〈上〉 (古王国記)

 
ライラエル―氷の迷宮〈下〉 (古王国記)

ライラエル―氷の迷宮〈下〉 (古王国記)

 

 

 (10)『雲母の光る道』(ウィリアム・エリオット・ヘイゼルグローブ作、東京創元社、2004年)

    "Mica Highway", by William Elliott Hazelgrove, 1998
    アメリカ・一般向け・南部もの・ミステリ

〈オビ語録〉

「母の死について真相を知りたい。人生の転機を迎えた男が南の故郷で知る驚愕の事実とは? キング牧師暗殺の日、母に何が起こったか」

雲母の光る道 (創元推理文庫)

雲母の光る道 (創元推理文庫)

 

 

 

 「サブリエル」は大好きなシリーズの1巻めです。アメリカ版の表紙絵がすばらしくて、ジャケ買いしていたもの。ファンタジーでいい作品はないか、と訊かれて、これはどうでしょう、というやりとりから翻訳出版に至りました。

Sabriel (The Old Kingdom)

Sabriel (The Old Kingdom)

 

  どうです。かっこいいですよね。ちなみに、日本語版(装画:石橋優美子さん、装幀:BUFFALO.GYMさん)も第39回造本装幀コンクール展で賞をとっています。(M.H.)