翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

訳書リスト6(26〜30)

 26冊め〜30冊めの紹介です。

 

(26)『王国の鍵5、記憶を盗む金曜日』(ガース・ニクス作、主婦の友社、2011年)

    "The Keys to the Kingdom: Lady Friday", by Garth Nix, 2007
    オーストラリア・児童書・ファンタジー

〈オビ語録〉

「リーフはレディ・フライデーに捕らえられ、罠にかかったアーサーに、殺戮の手がのびる。──そして、世界は一途、破滅の道へ!」

王国の鍵5 記憶を盗む金曜日

王国の鍵5 記憶を盗む金曜日

 

 

 

(27)『王国の鍵6、雨やまぬ土曜日』(ガース・ニクス作、主婦の友社、2011年)

    "The Keys to the Kingdom: Superior Saturday", by Garth Nix, 2008
    オーストラリア・児童書・ファンタジー

〈オビ語録〉

「ついにサタデーがその恐るべき正体をあらわした。人であることをやめるか、単純な死を迎えるか──日ましに自分を失っていくアーサーが出した結論は?!」

王国の鍵6 雨やまぬ土曜日

王国の鍵6 雨やまぬ土曜日

 

 

(28)『王国の鍵7、復活の日曜日』(ガース・ニクス作、主婦の友社、2011年)

    "The Keys to the Kingdom: Lord Sunday", by Garth Nix, 2010
    オーストラリア・児童書・ファンタジー

〈オビ語録〉

「7つの遺書があわさったとき、すべての謎がときあかされ──そして、驚愕の結末へ!」

王国の鍵7 復活の日曜日

王国の鍵7 復活の日曜日

 

 

(29)『大地のランナー──自由へのマラソン』(ジェイムズ・リオーダン作、鈴木出版、2012年)

    "Blood Runner ─ The Long Race to Freedom", by James Riordan, 2011
    イギリス・児童書・スポーツ・アパルトヘイト

〈オビ語録〉

「走ることは、よろこび。走ることは、たたかい。サムは走る。家族のために。祖国のために。そして、自由のために」

大地のランナー―自由へのマラソン (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)

大地のランナー―自由へのマラソン (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)

 

 

(30)『フェリックスとゼルダ』(モーリス・グライツマン作、あすなろ書房、2012年)

    "Once", by Morris Gleitzman, 2005
    オーストラリア・児童書・ホロコースト

〈オビ語録〉

「史上最強の楽天家、フェリックスの長い旅。ついに届いた秘密のサイン! 10歳の少年フェリックスは、一人、孤児院を脱けだし、旅に出る。3年8カ月の間に、世界が変わってしまったことも知らずに……。つらい運命を想像力ではねとばす、長い長い旅のお話」

フェリックスとゼルダ

フェリックスとゼルダ

  • 作者: モーリスグライツマン,Morris Gleitzman,原田勝
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2012/07
  • メディア: ハードカバー
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「王国の鍵」シリーズはタイトルに曜日がついて全7巻。装幀は革表紙を思わせるデザインで、「古王国記」シリーズと同じ、BUFFALO.GYMさんのお仕事です。

 (30)の『フェリックスとゼルダ』の表紙は、一見、楽しそうなお話みたいですが、よく見ると、アウシュビッツに続く線路の絵です。描いてくださったのは山下アキさん、装幀は城所潤さんです。(M.H.)