翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

1st ステージ 第6節 HOME vs 横浜Fマリノス

 ◯2ー1 (G:42分 武藤、45+1分 梅崎) (4月18日(土)@埼スタ)

 勝ち点14。首位キープ。ガンバが1差でついている。

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 北門から入場。ACL三星戦のシーチケ抽選番号を受け取ると、19番。おおー。すばらしい。「19番ってだれだっけ?」と家内。「えーっと。ウッチーしか思い浮かばん」と答える。

 

 前はズラタン、梅崎、武藤。ウメと武藤は時々左右を変えていた。ズラタンいい。左宇賀神、右関根。柏木ボランチで、あとは阿部ちゃん、那須、槙野、森脇、西川の不動のメンバー。

 マリノスは俊輔がまだ出られない。代わりに入ったのは、ユース上がりのまだ若い喜田。モンバエルス監督に気に入られたらしい。淳吾がサブだ。前は、アデミウソン(若いブラジル人なのに、全然ドリブル、シュートにこだわらないのが不思議)、伊藤翔、斎藤で、その下に喜田。ボランチは三門とファビオ、DFは左から下平、中澤、栗原、(我が家では柏のころから不人気な)小林。GKは榎本。

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 マリノスは今季、今まで対戦したチームとちがい、4バックを崩さなかった。これが、昨日、うちが勝った遠因かもしれない。左は宇賀神、槙野、右は関根が再三深い位置まで侵入でき、ズラタンのキープ力のおかげで、中央や前に人数をかける時間も生まれた。

 先に失点したのはうち。陽介が浮き玉で縦にズラタンへ、3人に囲まれて奪われたボールを三門にドリブルで運ばれ、中央、見事な動き出しと受け方をした伊藤に一対一を作られ、周作も足に当てたものの、決められた。伊藤は大柄なのに動きがなめらかで、斜め後方からのパスの受け方がうまい。

 うちの一点目は武藤。陽介から左の宇賀神。ワンタッチで中へ入れたボールを武藤が右足でトラップ、そのままもう一度右足をふってクイックでシュート。タイミングをはずされた榎本は動けない。ボールはゆるいグラウンダーで右へ、ポストに当たって跳ね返ったところを、全員止まっていた中で、一人そのままゴール前に突進していた武藤が蹴りこんだ。ファインゴール! 流れの中、しかも、人数をかけ、ワンタッチが入ってのゴールシーンはいつ以来だろうか? 興梠不在の中、初めての連携からのゴールではないか? 南だったので、目の前で見られて大興奮。

 そうか、19番は武藤じゃないか!!! 

 

 二点目は前半ロスタイム。南の客がパラパラとトイレに立つころ、「サッカーはロスタイムにゲームが動くんだぞ」と思いながら見ていると、本当にそうなった。やはり、左宇賀神から中央に斜めに入れたパスがだれにも当たらず、右のズラタンへ。ズラタンは右足を開いたまま内側できれいにトラップ、そのまま右足でニア上にシュート。榎本のナイスセーブでこぼれたボールを、走り込んでいた関根が、ゴールちょい右、ゴールラインぎりぎりから、ふわりと中央のぽっかりあいた空間へ浮き玉を返すと、梅崎がヘディングで決めた!! こちらも、複数の選手がからんだ、いいゴールだった。

 やあ、ウメちゃん、よかったなあ。試合後のインタビューでは涙ぐんでたわ。調べてみると、去年の8月30日、埼スタでの大宮戦以来だから、ほんと久々。そして、「アレアレー、ウメサキー、アレアレ、ツ、カ、サッ、ランラララン!」の梅崎コールも久々。今、一番、ノリのいいコールはこれじゃない?

 

 後半もチャンスは作るが、お互いに決められず、2−1のまま勝利。が、よく考えると、前半は周作が右に飛んでセーブしたシーン、後半は、周作が抜かれたところを、阿部ちゃんが必死のカバーで足に当てて「Nice Save!」の三和シャッターメッセージが出たのだから、楽勝ではない。それでも、流れの中からの2点は本当にうれしい。この前も期待して書いたが、少しずつ、前の連携がよくなっているのではないか?

 

 観客は3万3千くらい。好天のマリノス戦としては、少しさびしい。キックオフ直前の南からの写真は、こんな感じ。

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 ちなみに、今日、4月19日は関根の誕生日。昨日までは19歳、十代最後の試合でゴールを決めたいと意気込んでいたらしい。ゴールこそなかったものの、再三の突破、そして2点目のアシストは見事だった。

 

 あれ。やっぱり昨日のラッキーナンバーは「19」だったんだ!!  (M.H.)