翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

1st ステージ 第11節 AWAY vs ベガルタ仙台

 4ー4△ (G:45分+1 阿部、55分 興梠、56分 関根、81分 興梠) (5月10日(日)@仙台ユアテック)

 鬼門の仙スタで、やはり勝てず。リードされ、追いついて、逆転し、追いつかれて、逆転され、追いつく、という、サポじゃなきゃとっても面白い試合。

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 ちょうど車を運転中に、友達がLINEで実況してくれていたのだが、ナビにスマホを使っていたので、展開を追うのに大わらわ。

 帰って、オンデマンドで視聴。仙台は4−4−2基本だが、中央の富田とキムミンテが縦パスを警戒、最初の失点は富田が柏木に寄せて、こぼれたところから、キムミンテがそのままゴール前まで走って決めた。しかし、その前に左からのアーリークロスに、中央で金園がオフサイドポジションでジャンプ、副審も一度旗を上げたので、槙野も周作も、一瞬、動きを止めたあとのゴールだった。あれは明らかに関与してるし、しかも、副審が一度旗を上げているのだから、オフサイドだろう!

 

 その後は、レッズが試合を支配、ここのところの数試合と同じように、焦れずに逆転を狙い、前半終了間際にコーナーのこぼれを、中央ペナの外から阿部ちゃんがミドル、二度仙台のDFに当たってコースが代わり、右隅、代表に初招集された六反の伸ばした手の先をかすめてゴール。

 後半からズラタンに代わって入った興梠はさすがのポジショニングでヘディングシュートで逆転。直後に、やはり後半頭から入った李のまたぎ、ドリブルから、珍しく右足シュートのこぼれを、これも関根の嗅覚がすばらしく、ゴール前にクロスするように駆け込んでいて、シュート! あっという間に2点差をつけた。ここまではパーフェクト。これで勝てる、と選手も、サポも、みんな思ったはず。

 

 しかし、うちは仙スタでは引き分けさえなく、負け続けているジンクスは生きていた。仙台がうちとホームでやるときは、格上チーム相手に守ってカウンターがはまり、しかも、あのサポーターの大声援が後押しをするのだから、うちが苦手にするのも無理はない。昨日も、仙台の2点目が決まり、1点差になると、地鳴りのような大声援に異様な雰囲気になるのが画面からも伝わってきた。あっという間に同点にされる。

 さらに、仙台はウィルソンに変えてハモン・ロペスを入れて前を活性化すると、80分にリャンヨンギに見事なシュートを決められた。ペナの中で受けたリャンに、永田も森脇もスライディング、それを、二度ともすかされて、左足で周作の手の先をカーブをかけて左に蹴りこんだ。(そもそも、なんで、後半同点の場面で、関根に代えて充なんだよ!)

 が、そのリプレイをやっているうちに、興梠→武藤(ペナ内左からもどし)→興梠のゴールで同点。

 ほんと、なにがあるのかわからないのがサッカー。ホームチームの、とくに格下と言われるチームの説明しようのない力は、サッカーの魅力であることはまちがいない。やっぱりスポーツはすべて心理戦なんだよなあ、と思う。しかも、浦和は昔からメンタルのコントロールができないことが多い。選手は変わっても同じなのが不思議。

 

 うちは、リーグ戦9試合で4失点だったのに、この試合だけで4失点。それでも無敗はキープ。F東、広島が負けたので、依然、単独首位。(しかも、一試合少ない。10節のレイソル戦は、ACLの関係で6月3日。) ただ、ガンバが昨日も勝ち、不気味だ。次はホームの東京戦。(M.H.)