読者の方から、訳書について出版社宛にお手紙をいただきました。
中学生の息子さんが図書館で借りた『フェリックスとゼルダ、その後』の誤植のご指摘でした。申し訳ありません。何度も読み直したはずなのに……。
間違いは、以下の2箇所です。
(1)p.75、2行目 誤「ゲルダ」→ 正「ゲニア」
(2)p.187、13行目 誤「もどっておいて」→ 正「もどっておいで」
人名のミスは、ほかの本でもやらかしてるんですよねえ。頭のなかでは、ちゃんと人物が描けているのに、名前だけ、ほかの登場人物の名前と入れ替わってしまうのです。でも、今回は、入れ替わるんじゃなくて、「ゼルダ」と「ゲニア」を足して2で割ってます。いや、申し訳ありません、としか言えません。
読者は中三の男の子だそうですが、この本は続編なので、きっと『フェリックスとゼルダ』も読んでくれたんだろうと思います。細かいところまで、ちゃんと読んでくれてありがとう。また、わざわざ知らせてくれたお母様も、ありがとうございました。息子さん、これに懲りずに、翻訳物をこれからも読んでくれることを期待しています。
あすなろ書房から連絡があったのは昨日ですが、奇しくも、同じ日に、注文していた、この『フェリックスとゼルダ』シリーズの第5作の原作、"Soon" が配達されました。なにか縁があるような気がして、今、2巻しか訳せていませんが、続編ももう一度ちゃんと読み直してみようかと思っています。
原作のタイトルは、"Once"、"Then"、"Now"、"After"、"Soon"。
でも、つらい話なんだよなあ、これが。2冊訳しただけでも、つらかったのに……。
(M.H.)