４ー０● （8月29日（土）@日産スタジアム）
シウマイを食すも、効果なし。完敗。
先発は、興梠、武藤、ウメ、陽介、阿部ちゃん、ウガ、関根、槙野、森脇、那須、周作。後半頭から、最近良くないウガに変えて、ズラタン。ウメを左に回した。
出だしは五分の戦いだったが、マリノスがうまく守り、鋭いカウンターから、中央でFKを獲得。俊輔が壁を越えて右へ、完璧な軌道、スピードのシュートを決めた。２点目は、伊藤翔から絶妙のラストパスを齋藤学。前半で０−２になった時点で、この日のマリノスの守備の良さでは、きついな、と思った。
マリノスは４バック。右から、小林、ファビオ、中澤、下平。４バックなのに、サイドにスペースができない。スカパーのカメラが少し寄りすぎていて、DFラインが見えないのだが（なぜ日本のテレビ局はワールドカップの映像から学ばないのか！）、たぶんスライドが早く、なおかつ、右はアデミウソン、左は齋藤あたりがよく守り、高めでプレッシャーをかけていた。前半は０−２で終了。
小林、下平の両サイドバックは、結局、最後までそれほど上がってこられず、キープ率もうちが高かったのだが、シュート数や決定機では劣った。関根は、とくに後半は下平を苦しめたのだが、粘り強く対応され、抜いても、中に人がいて、なかなかチャンスに結び付けられなかった。
後半頭、ズラタン投入もあり、攻めた。ここで１点とって、１−２にしていればちがったかもしれない。だが、前がかりになったところをカットされ、俊輔が前にもちだし（その前の、俊輔の動きが絶妙だった。自分の少し後ろでガチャガチャとなったところで、すっと２、３歩前のスペースに動き、パスをもらってもちだした）、ゆったりと（しているように見えるくらい動きに無駄がない）右前のスペースに展開、アデミウソンだったかがゴールライン近くまで前進、マイナスにもどされ、齋藤に鮮やかなミドルを決められた。
俊輔はFKだけでなく、守備も、攻撃も、神出鬼没。厄介だった。４点目も左コーナーから、アウトスイングのボールが急角度に曲がり、ファビオが正面から自分の方に向かってくるボールをなんなくヘッドで叩き込んだ。
前半に修正できなかったのが痛いが、マリノスを褒めるべき。守備からのカウンターが理にかなっていた。前の選手とボランチの三門、中町がうまく中央縦パスのコースを消し、興梠、武藤、梅崎は、前半存在を消された。また、伊藤翔、齋藤、アデミウソン、俊輔、と前の４人の個人技が光った。プレッシャーをかけてもとりきれない、あるいはパスでかわされ、ひとつずつ後手に回った。
ただ、たぶん、どこかで、ほんの少し変わると、形勢も逆転できたはず。先制されたのが痛かったなあ。
ここから、代表による離脱（周作、槙野、興梠、ズラタン）と、ナビによる日程で苦しむことになるが、がんばれ。
（M.H.）
