翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2nd ステージ 第12節 AWAY vs 鹿島アントラーズ

 1ー2◯ (6' 高木 72' 興梠、9月26日(土)@鹿島スタジアム)

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 テレビ観戦。アウェイでこのコレオはうちならでは。すばらしい。

 

 ミシャになってから鹿島に負けていない。が、アントラーズは絶好調。うちは那須の累積出場停止で、スタメンは西川、槙野、阿部、森脇、宇賀神、左ウメ、右関根、ボランチに柏木、前に高木、武藤、興梠。どういう布陣になるかわかりにくかったが、前節、槙野が停止だった清水戦と同様の4バック気味だった。

 これだと攻撃時に阿部と槙野が2枚になり、柏木のワンボランチで4ー1ー5のような形にもなる。しかし、鹿島のプレスがよかった。ダヴィ、カイオ、金崎のうち2枚がうちの2枚のDFにプレスをかけ、中盤で柴崎が柏木を監視。前半3分、あっというまに左からカイオのマイナスを遠藤にワンタッチシュートを決められてしまう。

 が、すぐに6分、左のウメが中に入れたパスを、武藤が、DFのあいだから縦に裏に抜けた宇賀神にスルーパス、センタリングを高木がなんなくゴールした。ファインゴール。しかし、この時だけで、あとは延々局地戦が続き、全体的には鹿島が支配。シュート数も圧倒された。柏木、興梠がほとんどプレーできず。武藤も下がってデフェンスする場面が多かった。が、西川が好プレーを連発。

 

 後半、ミシャが2枚替え。ウメ→ズラタン、高木→青木で、従来の3バックにもどすとボールが回り始める。再三チャンスを作り、シュート数も増えていった。勝ち越しゴールは曽ヶ端のミス。左からのセンタリングが鹿島の選手にあたって高くあがり、曽ヶ端のところへ。DFとややかぶり、キャッチミスしたボールが、興梠の目の前に落ち、至近距離からゴールの天井に蹴りこんだ。

 さあ、このあとが大変。とにかく金崎がキレキレ。カイオ、ダヴィもキープ力がある。代わって入った鈴木ゆうま、土居しょうまもスピードがあってやっかい。何度、周作がセーブしたことか。ポスト、バーにも助けられた。シュートは30本近く打たれ、勝ったのが不思議なゲーム。ただ、90分間、うちの選手もファイトし続けていたことは確か。よその試合のハイライトを見るとわかるが、浦和の選手はよくシュートに体を投げ出している。

 これで、ミシャになってから、鹿島に6勝5分らしい。広島も勝ったが、年間では2ポイント差で首位をキープ。2ndも広島、鹿島に迫った。

 

 興梠はレッズに来てから鹿島スタジアムでの初ゴール。

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 うちは前節の清水戦と変わらない入りをしたと思うが、鹿島の寄せ、一人一人のテクニックはやはり清水とは段違い。そういう意味で、前節1−4で勝利したあとの試合で、やや油断もあったかもしれない中、勝ったのは大きい。

 

 

【前節】2ndステージ第11節 AWAY vs 清水エスパルス

 1ー4◯ (28' 森脇 55' 興梠 66' 武藤 90+1' 柏木、9月21日(土)@清水エコパ)

 愛媛に帰る新幹線内で、iPhoneで見た。珍しく、電波が途切れず、ほとんど見られた。4ゴールにその都度、叫びたくなった。2、3、4点目はすべてすばらしいパス交換からのゴール。が、じつはスコアほど楽ではなかったと思う。清水の時間帯もあった。大勝のあとの難敵、鹿島戦を耐えて勝ち切ったのは大きい。

 

(M.H.)