翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

「BOOKMARK」で棚作り

「あゆみBOOKS小石川店」では、「BOOKMARK」を切り口に棚を作ってくださっていました。Twitterで見て、18日の日曜日に仕事のついでに寄ってみました。

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「BOOKMARK」で紹介されているヤングアダルト作品だけでなく、お店の方が連想した本を近くに寄せてくれています。こういう棚作り、面白いですねえ。

 

 拙訳『ハーレムの闘う本屋』の隣に並んでいる文庫本たちは、吉田ルイ子さんの『ハーレムの熱い日々』(講談社文庫)、青山南さん+戸山翻訳農場訳の『O・ヘンリー ニューヨーク小説集』(ちくま文庫)、四方田犬彦さんの『ニューヨークより不思議』(河出文庫)、トルーマン・カポーティ、安西水丸さん訳の『真夏の航海』(講談社文庫)。

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 奥の棚には、なぜか、池内紀さん訳の『飛ぶ教室』、わたしも大好きな、キングの『ゴールデンボーイ』が。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』もあります。これ、映画では見ましたが、フィッツジェラルドの原作だったんですね。

 

 とにかく、棚を見て、またわくわくさせてくれました。あゆみBOOKS小石川店さん、ありがとうございます。お店は、地下鉄丸の内線の後楽園駅から北へ徒歩3分。ワンフロアの見やすい店内。チェーン展開のこの規模の書店で、こうした独自の棚作りをしているところが素晴らしい。

 

 この日わたしが買った本は……

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 東本昌平さんの『RIDEX 10』でした。

(M.H.)