翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2nd ステージ 第15節 AWAY vs FC東京

 3ー4◯ (11' 陽介、14' 武藤、27' 関根、64' 槙野、10月24日(土)@味スタ)

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 スカパーでテレビ観戦。勝ち点3をもぎとる。広島が勝ったため、年間順位は勝ち点差でならんだままだが得失差で2位。なんとか残りホーム2試合で年間1位になってほしい。得失差が大きいので、2連勝して広島がこけるのを待つしかないのだが。

 先発はズラタンのワントップ、武藤、興梠、ウガ、関根、陽介、阿部ちゃん、槙野、那須、森脇、周作。前節のガンバ戦とは打って変わってアグレッシブな出だし。一つには、東京がガンバと同じ4−4−2でも、前からは来ず、下がってスペースに出て行く前田や東を使おうという戦術だったこともある。

 1点めは槙野からの長くて速い縦パスに宇賀神が裏をとり、折り返しのこぼれを陽介が蹴りこんだ。さらに武藤の技ありゴールで2−0、すぐに東にやられたが、関根のファインゴールで3−1で折り返す。ズラタンのポストプレーがきいていたし、前半は攻撃的でよかった。東京の守りがガンバにくらべて寄せが甘いこともあるが、どんどん前に出て行けた。これをコントロールしながらどれだけ長い時間できて、どれだけ得点を積み上げられるかだと思うのだが、この日の終盤のように、コントロールしようとすると、サッカーが変わってしまうところがむずかしい。

   結局、決勝点は槙野の4点め。ドリブルでもちあがり前にあずけ、ズラタンからのヒールの折り返しをダイレのインサイドキックでゴール左上に突き刺した。決して大ぶりせず、タイミングをあわせたビューティフルゴール。これがなかったら追いつかれていたことになるので、値千金。1点めのアシストは後ろからだったが、この時は、ここぞという攻撃参加で決めてみせたのだから、さすがだ。

 

 これで今日は大丈夫だろうと思っていたら、その後は大観衆にも押されて東京が反撃に出る。前半ほとんど上がれなかった太田宏介がボールをもつ回数が増え、えぐい左足クロスから高橋という同じパターンで2点とられて1点差に迫られた。前田の肘打ちによる那須の鼻血もあったが、必死の守りでしのいだ。西川のナイスセーブにも助けられ、薄氷の勝利。

 71分にズラタンに替えて李の投入があったが、ボールがおさまらないので攻められっぱなしになった。ここは興梠をトップに据え、高木を入れて、ドリブルや足元のうまさでキープ力の向上を図るべきだったのではないか? いまいち、ミシャの交代には納得できない。インタビューでは、「選手が怖がって出られなくなった」と言ってたが、それだけじゃないでしょ。

 それにしても太田のクロスはほんとヤバい。高速でしかも急激に落ちるので、手前でクリアできない。空中戦に強い前田や高橋、森重を要する東京にぴったりだ。しかも、最後30分くらいの東京は、球際もよく戦っていたと思う。

 

 とにかく年間1位をとってほしい。あと2戦は川崎、神戸。ホームなので参戦します。

(M.H.)