翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

リコリス

   まずい……。

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    これも生徒のお土産。オーストラリアのものですね。リコリスは前も食べてみたことがあると思うのですが、こんなにまずかったかな。ゴムチューブみたい。いや、ゴムチューブよりまずい(笑)。たぶん、買ってきた生徒はそれを知って買ってきたと思われます。

    欧米の小説を読んでいると、時々出てきますが、なぜこんな味のものを食べられるのか、いや、それどころかおいしいと思う人がいるのが理解不能です。生物としての自己防衛本能はないのかと。

    知らなかったのですが、リコリス菓子の原料は、やはりリコリスという植物で、これ、ヒガンバナの仲間だそうです。そう言えば、ヒガンバナの根は毒だと聞いたことがあるような…。

 

    ヒガンバナの花言葉に「悲しい思い出」というのがあります。なんとなくわかる(かな?)。

(M.H.)

追記

 原料のリコリス(Licorice)は、カンゾウの一種で、彼岸花の仲間のリコリス(Lycoris)とは別のものだそうです。