翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

枝ぶり

 紅葉した葉が散っていくと、枝ぶりがよくわかって面白い。 

 これは、ユリノキ。

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  剪定はしてないはずなのに、枝は横に張らず、幹はぐんぐん縦に伸びています。でも、しなやかに垂れる枝が優しい樹形を作っています。調べたら、ユリノキの学名は「チューリップのような花をつける百合の木」という意味だそうです。確かに、春にはチューリップのような淡い緑色の花をつけています。今も、茶色く枯れた花(がく?)が残っています。

 

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 こちらはプラタナス。これは剪定の結果なんでしょうねえ。ゴツゴツした感じが抽象絵画のようで、ビュッフェの版画を思い出させます。剪定しなかったらどんな樹形になるんでしょうか。

 

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 これはケヤキ。ケヤキの紅葉は赤っぽかったり、黄色っぽかったり、個性があっておもしろい。すらりとした樹形がきれいです。次の木枯らしで裸木になるのでしょう。

(M.H.)