翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

天皇杯準決勝 vs 柏レイソル

    ◯1ー0  (延長後半'12  李、12月29日 @味スタ)

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     仕事納めの昨日、職場で結果だけ確認して小さくガッツポーズ。帰宅してビデオで。

    西川、槙野、那須、森脇、阿部、陽介(→青木)、宇賀神(→李)、関根、ズラタン(→興梠)、武藤、梅崎。

 

    全員、気合が入り、中2日なのに凄まじい運動量。90分で決められなかったのは残念だが、素晴らしい試合だった。

    攻撃は、準々で破壊力を見せた「サークルチェンジ」の興梠、武藤、李の組合せを替え、ズラタンのワントップとした。柏は神戸と同じ5ー4ー1で守ったが、神戸よりややラインが高いように感じた。この日は、関根が右サイドを何度も切り裂く。輪湖は対応に追われた。何度センタリングを上げたことか。

    柏木が前半30分過ぎに負傷交代してパス回しに破壊力がなくなったが、それでも、梅崎、武藤が下がって受けてはまた前へ、と工夫していた。青木も守備はもちろん、柔らかいボールタッチで持ち味を出していた。が、ボールを支配するも、ゴールが決まらない。

    柏は、準々でFKだけでハットを決めたクリスチアーノの突破とアメリカに移籍が決まった工藤のうまさが目立つが、槙野を始め、全員が集中して守った。この試合の勝因はこの守備かもしれない。

    柏木の交代後も関根、さらにウメの躍動が目立った。が、延長に。うちは2枚替えで、興梠と李を投入。柏は交代せずに延長に入った。おそらく吉田監督は、PK戦でのGK桐畑の投入を考えていたのではないか。

    そして、あと3分でPK戦というところで李のヘディングゴールが決まった。ウメが左からのセンタリングをブロックされたものの、そのこぼれをすかさずもう一度中へ。ディフェンダーは対応できなかった。

    李の強い気持ちが出たゴールだったが、やはり全員があの時間まで集中し、守り、攻め、動き直していたご褒美だと思う。神戸戦とはまた別の意味での快勝だつた。

    個人的には梅崎がMOM。120分間の頑張りを讃えたい。

 

    あ、今日から、家内の実家がある愛媛に帰省します。朝の東上線の中で書いてます。決勝はテレビになります。過去、天皇杯の優勝はみんなテレビ観戦だから、今回も期待できるゾ。

 

    しかし、NHKの解説、木村和司さんはひどい。選手としては素晴らしかったが、あれじゃ、解説とは言えません。あと、インプレー中にインタビューやゴールシーンをいれるのは頼むからやめてくれ。あと、ピッチを映す時はもう少しカメラを引いて、選手のポジションがわかるようにしてほしい。TBSよりはましだけど。

(M.H.)