翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

第二回日本翻訳大賞、中間報告会

 4月1日に行なわれた第2回日本翻訳大賞の中間報告会のリポートが、文書に起こされて大賞のHPにアップされました。おもしろいです。日曜日の授賞式の予習にもなりますので、ぜひ。

besttranslationaward.wordpress.com

 

 拙訳『ハーレムの闘う本屋』(ヴォーンダ・ミショー・ネルソン作、R・グレゴリー・クリスティ絵、あすなろ書房)は、選考委員の金原先生が、〈私の隠れリスペクト〉5冊の1冊に挙げてくれました。「この作品にはこの訳文しかないだろうと思ってしまう」という言葉がほんとうにうれしい。金原先生、ありがとうございます。励みになります。

 金原先生は、ご自分の守備範囲ということもあり、ヤングアダルトから、越前敏弥さん訳の『解錠師』や、井辻朱美さん訳の『インカースロン』も挙げています。一般向けの純文学が評価されるのは仕方ない部分もありますが、児童書や絵本、ヤングアダルトも、広く読んでもらいたいと思います。子どもむけ、じゃなくて、子どもも大人も楽しめる、というのがこのジャンルですから。

f:id:haradamasaru:20160422100751j:plain f:id:haradamasaru:20160422100752j:plain f:id:haradamasaru:20160422101231j:plain

 

(M.H.)