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翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

旧日比谷図書館と自己満足

翻訳の周辺

 先日の第二回日本翻訳大賞の授賞式は、日比谷公園内にある日比谷図書文化館のホールで行われました。昔の日比谷図書館です。

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 ここには以前、児童書に関するレファレンスがそろっていて、インターネットがまだ自由に使えないころ、何度か調べ物に来たことがあります。ネットでたちどころに調べがつくのは便利だけれど、手間と時間をかけて調べている時の、あの妙な「自己満足的充実感」もいいものです。ブリティッシュ・カウンシルの図書室とか、国会図書館とか、調べ物に行ってましたが、じつはあんまりちゃんと調べがつかなくて、行ったっていう自己満足が半分だったような気も……。

 日比谷図書館の児童書室には、英語で書かれた世界の児童文学作家についての全集がずらりとならんでいましたっけ。水色の表紙をよく憶えています。まだ存命中の作家もたくさん収録されていて、ここでロバート・コーミアの項のコピーをとり、著作を順に紀伊国屋や北沢書店で注文していたのでした。児童書室は平成14年に多摩のほうへ移転したらしいですね。今は、施設全体が都から千代田区に移管されています。あとで見たらカフェやレストランもあって、もうちょっと中をぶらぶらしてみればよかったと思いました。また行ってみよう。

 上の写真にあるように、三角形の建物が特徴的で、建築的にもすばらしいものらしいのですが、頭の中ではとなりにある煉瓦造りの日比谷公会堂(写真下)とすり替わっていて、全然記憶に残っていませんでした。うーん、最近、記憶力にまったく自信がありません。

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(エニシダがきれいでした。)

 

 この日、若葉の日比谷公園には気持ちのいい音楽が流れていました。アコーディオンとバイオリンとギター。受賞式では西崎さんのギターやフルートも聴けて、なんか得した気分の一日でした。

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(M.H.)