翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

阿部のフリーキック炸裂

【2nd ステージ第2節 HOME vs 柏レイソル】

 ◯2−0(32' 阿部、50' 李 7月9日(土)19:00〜 @埼スタ

 写真で見ると、けっこう距離もあるなあ。iPhone をかまえていたので、ゴールの瞬間は見逃してしまった……。五輪代表GKの中村航輔が右手の指先で触ったものの、そのままゴールイン!

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 素晴らしいフリーキックだった。そもそも、ふだんからもっと蹴ってもいいのだ。ジェフ時代は全部蹴ってたんだから。この日は前節のレッドで槙野が不在だったために蹴ったのだろうが、これからは右のキックは阿部ちゃんにまかせよう。槙野、わかってるだろうな。

 

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 柏は悪くなかった。ディエゴ・オリヴェイラの周りを小柄な中川寛斗が動き回り、前線からボールをチェース、左右前後にポジションをかえて、守備につなぎにと奔走していた。左クリスティアーノ、右伊東純也と、個人技のある選手が中盤のワイドから局面に応じて前に進出、あわやという場面も何度か作られた。

 中川くん、調べたらなんと浦和出身、現役Jリーガーで一番身長が低い155センチ。レイソルユース出身だ。柏はユース出身者が多い。先発では中川のほかに、GKの中村、DFの中谷、中山、輪湖、ボランチの秋野、交代で入った小林、大島もユース上がりらしいから、なんとこの日だけで8人もピッチに立った。連動したポジショニングとパスワークがよく、下平は自分がユース年代の指導者として育てた選手を使って、いいチームを作ったと思う。柏サポは応援のしがいがあるだろう。

 4−4−2のため、サイドが多少あくが、真ん中をしめてすばやいスライドやカバリングで対応、前からのチェースもあって、前半の支配率はレイソルだった。しかし、うちも冷静に対応、ミスを減らす意識があったと思う。

 

  浦和の先発は、西川、右から遠藤、那須、森脇のDF陣。陽介、阿部ちゃん、右関根、左宇賀神、興梠、武藤、李の先発。時おりDFラインが乱れることはあったが、遠藤不在が4から5試合あるはずなので、この2試合、那須のセンターで勝ったのは大きい。

 2点目の李の得点は、多少ペースダウンした後半のレイソルに対して、李が中央の興梠に入れた縦パスを、みずから受け直し、やや後ろに入ったボールを、体を倒しながら左足でボレー、これがループ気味になって中村航輔の頭上をふわりとぬけて貴重な追加点となった。

 興梠、武藤に点はないものの、二人の貢献度は高い。武藤の守備は鬼気迫るものあり。あとは自分の得点だけだ。全員のハードワークと個人技で、点差ほどの差がないレイソルにしっかりと勝った。客観的に見れば、攻守の切り替えの速い、面白いゲームだった。

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 そうだ、忘れちゃいけない、久しぶりのシャットアウト。三和シャッターのシャットアウトが出たが、なんと今期はまだホームで2試合め。周作、黄色いグローブに変えたのがよかったのかもな。

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 川崎、鹿島が勝ったため、年間の勝ち点は、川崎と5差、鹿島と3差の3位。また中三日で仙台、大宮と続く。離れずについていかねば。

 

 

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 この日はフィッシュ・アンド・チップスに、ギネスもつけて。ギネス、うまいなあ。注ぎ方があるらしく、少ーしずつゆーっくり注いでた。聞けば、恵比寿や中野に店を出してる「The FootNiK」というお店の屋台でした。ごちそうさま。

(M.H.)