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翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

躍動、青木拓矢

 【2ndステージ 第5節   AWAY  vs  鹿島アントラーズ】

    1ー2◯ ('62,  '73 李、7月23日(土)16:30〜  @カシマサッカースタジアム)

   勝点6の重みがある試合だった。ビデオ観戦。

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     年間では2位の鹿島に並び、2ndでは突き放すことに成功。もちろん、これまでほかのチームにとりこぼしているから勝点6の重みになってしまうのだが、やはり価値ある勝利。1stの正念場で鹿島から始まる上位チームに連敗し、ダービーで引き分けたあと、ようやく大切な試合に勝つことができた。

    五輪で興梠と遠藤を欠き、累積で宇賀がいないため、先発は、西川、槙野、那須、森脇、柏木、阿部、右梅崎、左関根、トップにズラタン、シャドウに武藤と高木。

    前半は0ー0だったが、鹿島の出足が鋭く、自陣で後ろ向きにさせられる選手が多かった。それでも、周作のボール回しへの参加や、フェイント、パス出しのあとのポジションの取り直しで、どうにかつなぎながら(時には裏一本をねらいながら)無失点でしのいだのは大きかった。ズラタンも体を張っていたのだか、高木、武藤との連携がいまいち。相手DFを消耗させたことはまちがいない。

    後半頭から、ズラタンに替えて李。最初は浦和ペースになり、得点のにおいがしたところで、山本脩斗のアーリークロスをマークがはずれた土居聖真にワンタッチで決められた。一瞬の隙を突かれた感じ。ボールサイドに人をかけ、とりきれればチャンスだが、かわされるとこうなる、鹿島の選手はみなうまい。

 

    その直前に高木に替えて青木を入れ、陽介がシャドウに上がっていた。この交代が奏功し、失点の直後、ポジションがかわって柴崎のマークが甘くなった陽介が、右スペースにどフリーで進入してパスを受け、右足でセンタリング。ファン・ソッコを引き連れてゴール前に入ってきた李が、すっとファーに下がってマークを外し、流れてきたボールを、やはり右足で曽ヶ端の逆を突く丁寧なシュートでゴールした。できるじゃん、チュンソン!

    交代とポジションチェンジ、個人技がすべて上手くいったゴールだった。

 

    その後、青木が躍動、縦横無尽に動いた。武藤への素晴らしいパスからシュート、曽ヶ端のキャッチミスをつめていた李が決勝点を決めた。

 青木押しの家内は、拓ちゃん、拓ちゃん、と大喜び。いや、いい選手です。ハジの後輩、前橋育英から大宮へ。禁断の移籍第1号だが、移籍後最初の埼スタのダービーで得点を決めるハートと強運をもつ。大型ボランチで体が強く、上体をゆすりながら大きなストライドでグイグイと進むドリブルは迫力満点、一目でわかる。戦術眼や視野の広さもあり、じつはキックも精度が高い。口が重くてぼーっとした感じもいいね。永田、石原とならんでカピバラと言われるのはかわいそうだが……(笑)。ユニ、買おうかな。

 

    そして、最後の10分は引いて守りきった。那須、槙野、森脇の守備も良かった。森脇はACLの経験からか、安易に手を使うプレーが減り、堅実になった。槙野も攻め上がりを自重、宇賀神のいない左サイドの守備を落ち着かせた。

 

    鹿島相手、メンバーの交代、ダービーのドローの後、様々な条件を考えて、最高の結果だったと言える。次はまたアウェイの甲府。前節、鹿島から3点とっているだけに要注意だ。

(M.H.)