翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

暑さに負けず、前から守備

【2nd ステージ 第6節 AWAY vs ヴァンフォーレ甲府】

 0−2◯ (14' 武藤、45'李、7月30日(土)18:00〜 @山梨中銀スタジアム)

 引いた相手に前からの守備とサイド攻撃で先制。暑さに負けずに走りきって勝利。

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 テレビ観戦。この日は李がワントップで先発。シャドウ左に高木、右に武藤。西川、槙野、那須、森脇、阿部、柏木、右・関根、左・宇賀神の先発。

 前半、5−4−1で守る甲府に、タイミングのいいサイドチェンジから宇賀神のセンタリングを武藤のヘディング。さらに、高木のセンタリングを李がボレー。左サイドを攻略して前半を2−0で終えると、後半は、武藤、石原がキーパーとの一対一を決めきれなかったものの、甲府の攻撃をシュート4本に抑えて完勝。

 

 試合開始時刻で気温が31℃という暑さにもかかわらず、やはり、1週間あくとちがうのか、最後まで全員が前からの連動した守備を敢行、甲府のチャンスの芽をつぶしつづけた。去年までだと、体力がもたない、あるいは、一枚だけ行って連動していないので、かわされて攻撃される場面が散見された。だから、「選手のがんばりだけで守備をやっている」とこのブログにも書いたが、この日の守備は、一人、また一人と連動しながらプレスに行き、とりきれなくても、長いボールを蹴らせてマイボールにする、という守備ができていた。進化してます。

 鹿島戦に続いて高木が先発。アシストも決め、フリーキックも蹴り、少しずつ落ち着いたプレーが見られるようになり、楽しみ。あとは得点だけ。去年もなかなかとれなかったが、この日のようにアシストやボール回し、守備での貢献ができるようになれば、得点も生まれるはず。

 

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 甲府は、柏にもどったクリスティアーノの代わりにやってきた、ドゥドゥというブラジル人がうまかった。ここ2試合は3点ずつ得点していた甲府の攻めを牽引している。しかし、浦和は、再三にわたる早めのチャージでスピードに乗る前に止めてしまった。

 後半、0−2になった甲府は、5−4−1から5−3−2にかえて、少し攻めが活性化したが、その分、中盤のサイドをうちが使えるようになり、ピンチを招いていた。だからといって、前半頭からあれで来ても、うちはもっと攻撃的に出られたはずで、結局、今の甲府とのチーム力の差が出たと言える。

 

 これで、年間勝ち点は鹿島をぬいて2位に。川崎が負けないため、以前、5ポイント差。

(M.H.)