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翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

ポルターガイスト

 Mac のかな漢字変換ソフト、「ことえり」は、むちゃくちゃ変換効率が悪く、学習能力に乏しいのですが、なんだかそこが可愛くて、ずっと使っています。「ことえり」は「言選り」、つまり、言葉選びという意味なんだそうです。いい響きです。

 でも、こいつの出してくる変換候補の順番がかなり変。

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(昨日の帰り道、雪に負けずに残った黄葉)

 

「壮麗」と打とうとしたら、「騒霊」と返してきやがった。なんだ「騒霊」って。と思い、調べたら、「ポルターガイスト」のことだった。へえ、うまい翻訳だな、と思ったけれど、「壮麗」より「騒霊」が先に出てくる変換ソフトはどうなんだ?

 

  ところが、確認したら、OSのYosemite以降は、新しい変換ソフトに代わっているとのこと。今は、そのひとつあとのEl Capitanにバージョンアップしてある。でも、あんまり進化していないように感じるのはわたしだけか。 「そうれい」の候補は、「騒霊、壮麗、葱嶺、葬礼」の順だった。もちろん、学習していくので順番は変わるのだが、「騒霊」なんて使ったことないのにトップに出てくるのはおかしいだろう。「葬礼」より「葱嶺」が上位なのも変だ。そもそも「葱嶺」ってなんだ、と思うと、これは進化していて、辞書と連動しているからすぐ意味がわかる。パミール高原の中国名だそうだ。うーん……。

 この新しい日本語入力ソフト(ニックネームはないのか?)は、「ライブ変換」という機能があって、打つそばから漢字に変えて表示していく機能がある、とネットの情報にはのっている。そんなことないぞ、と思ったら、その機能をオフにしていたことを思い出した。

 そう、そう、中途半端な変換が次々に画面に現われるので、気持ち悪かったんだ。それこそ「ポルターガイスト」がパソコンの中にいるみたいじゃないか。

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(M.H.)