翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

CS、堅い試合を制して先勝!

【チャンピオンシップ決勝 第1戦 AWAY vs 鹿島アントラーズ】

 0−1◯ (57' 阿部、11月29日(火)19:25〜 @カシマスタジアム)

 テレビ観戦。こんなに肩が凝る試合は久しぶり。

 試合前の写真を見てもわかるが、気合が入っているというより、やはり、表情が硬く見える。周作の笑顔はいつものこと。

 前からの守備が機能していた。みな良く走り、得点が入るまでは支配率もレッズ。だが、鹿島も寄せや帰陣が早く、なかなかうちの良い攻撃が出来なかった。4バックで守る鹿島だが、右の西、左の山本脩斗にスピードがあるので、宇賀神も駒井も抜ききれず、中央は永木、小笠原のボランチ、ファンソッコ、昌子が締める。

 得点は右サイド、ペナの前まで侵入した柏木が縦パスを受け、小笠原をかわして浮き球のセンタリング、受けようとした興梠を西が後ろから倒してのPKだった。シュートは多くなかったが、そもそも鹿島の選手のファールの仕方は伝統的に汚い。それでやられっぱなしで負けるのは最悪で、このPKは妥当な判定だった。

 しかし、その後はアントラーズの時間になり、結局支配率は五分、シュート数では上回られた。それでも、李や武藤がDFラインまでもどっての守備を見せ、DF陣はシュートブロック、周作は遠藤との一対一を止めて完封。今年進化したミシャプレスがこの試合でも効果を発揮した。終了間近は押し込まれ、土居のシュートなど、危ない場面もあったが、大きなアウェイゴールを得てホームで戦える。

 そもそも、年間勝ち点で15も違う鹿島が、こうしてCSの決勝に出てくること自体、制度の不備としかいいようがないが、それでも、鹿島をたたいてホームで名実ともに優勝を勝ち取りたい。最終節の年間勝ち点1位達成の日はスタジアムに行けなかっただけに、3日(土)、今度は目の前でシャーレをあげる阿部を見たい。

 

 ああ、それにしても肩の凝る90分間だった。じつは、川崎にPK戦で負けた天皇杯のビデオはまだ見ていない。なかなか見る気になれなかったが、これで見られるかな。

(M.H.)