翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

西川のPKストップで、上海にウノゼロ!

 ACLグループステージ第4戦、HOME vs 上海上港  @埼スタ

 ◯1-0(ラファ)  4月11日(火)19:30〜

 

    試合開始時は激しい雨風。逆にそれが「きれいに崩す」というより、「しっかり戦う」という気構えにつながったのかもしれない。危ない場面も多かったが、全員がよく戦っていた。

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    入りは良かった。開始数分で宇賀神からの裏への速い配球に、ギリで追いついたラファのシュートがポストをたたく。

    先発はラファ、ズラ、柏木。2トップ+トップ下1枚だが、流動的で、ラファの1トップにも見える。興梠の累積でこの布陣に。右駒井、左ウガ(この日の宇賀神は攻守共に良い出来)、ボランチは青木(青木も素晴らしかった)、阿部。うしろはいつもどおり。

    上海はフッキが欠場で、とくに前半は、前回のような前からの追い込みに迫力がなく、中盤で存在感のあったアフメドフもいるかいないかわからなかった。アウェイでの守備的な入りなのか、コンディションなのか? 7番のウー・レイのスピードは脅威。やられかけたが、ポストに救われた。

    前半終了間際のラファのゴールは、青木がオスカルをかわしながら縦パス、受けたズラが右のラファにはたき(現場では、なぜ打たない!、と思ったが)、ラファがDF3人の隙間からシュート。一人のスライディングを待ってから、ノーステップでの技ありシュートだった。青木の縦パスはあとでビデオで見ても素晴らしいプレー。やっぱ、レプリカは16番にするかな。

 

    後半は上海が攻めに出たので、何回もピンチに。西川はPKストップだけでなく、枠内シュートを3本はセーブしたと思う。最後は、オスカルがPKを二度も外した責任感なのか、一人でなんとかしようとドリブルからのシュートをねらった。レッズの選手も懸命についていくが、なかなかボールを奪えず、さすがブラジル代表と思ったが、逆にそれで助かった面もある。サッカーはコンビネーションだ。

    交代は、まず青木とズラを李と武藤に代え、陽介をボランチに下げたが、上海の攻勢を止められず、その後、ラファに代えて那須を入れ、遠藤と陽介を一つずつ前に上げた。これで那須のDFらしい動きと遠藤の前からの守備がラスト10分を締めた。

 

    それにしても、ACLはこういう試合があるから面白い。二度のPKをしのいで勝ったのは、平日の悪天候に集まった2万を超えるサポのおかげ、とは言わないが、世界レベルの監督・選手を要するチーム相手に、雨の中1点を守り切って勝つ、こういう試合はサポも興奮するし、自然、一体感も出る。周作のPKストップはかつてのACLでの都築を彷彿とさせた。寒かったが行った甲斐あり。

 

 

 というわけで、寒いので焼酎お湯割り+熊本ラーメン。

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    桜も満開。この時、写真には写ってないけど、かなりの雨と風。

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 あ、そうだ。今度の日曜日、FC東京戦は、NHKBSのサブチャンネルでゴールキーパーカメラで西川と林のプレーを追うそうだ。とても楽しみ。

(M.H.)