翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

「BOOKMARK 10」

「BOOKMARK」10号が来ました!

 書店での配布は「もうすぐ」だそうです。今しばらくお待ちを。

 今回のテーマは「わたしはわたし ぼくはぼく」、LGBTQをあつかった作品の特集です。

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 あいかわらず、オザワミカさんの表紙イラストが冴えてます。「わたしはわたし ぼくはぼく」というタイトルもすばらしい。

 

 LGBTQは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クェスチョニング(またはクィア)の頭文字をとったもの。 

 今回は、わたしの訳書の中から、『二つの旅の終わりに』をとりあげてもらいました。この作品にはオランダ人のバイセクシャル、ゲイ、の登場人物が出てきます。

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 おとなりは、こだまともこさん訳の『トゥルー・ビリーヴァー』。いつも、ブックマークに載っている作品は、あまり読んでいなくて、読まなきゃ、と思うのですが、今回も自分の訳したものしか読めてない。うーん、読まなきゃ。

 

 先日、自民党の某が時代錯誤なことを言ってましたが、ことほど左様に、日本ではまだまだ偏見がはびこっています。塾で高校生相手に授業をしていて、LGBTQの話題になると、できるだけはっきりと冷静な話し方をするように心がけています。そうすると高校生たちは、最初はヘラヘラとしていた生徒も真顔になって話を聞いてくれます。大人の態度はとても大事。

 

 配布情報はこちら。

【 金原瑞人オフィシャルホームページ BOOKMARK 】

 

(M.H.)