翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

キッシュ、勉強会、バッテリー

 昨日は翻訳勉強会ののち、会場の「イングリッシュブルーベル」さんでそのまま新年会に突入。店主Kさんのキッシュは絶品。

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 ランチでも時々いただいてるんですが、できたては別物。幸せに味があるとすれば、これ、です。

 《 Ehon Cafe - English Bluebell - 》

 

 勉強会では、詩人の子ども時代を描いた児童書を扱っているのですが、文章も詩的なところがあり、簡単そうでなかなか難物。情景や人物の動きを描写しながら、いつのまにか空想に移り、その後、ほんとに詩が挿入されます。必要な情報はきちんと読者に伝えながら、それでいて全体的に詩的な文章をキープしなければならず、なおかつ読者は若い人たち、というハードルの高さ。でもね、そうでなくても、やっぱり小説の文章はどこかリズミカルで(あるいは意図的にリズムを壊して)なければならないわけで、トレーニングになります。

 

 午前中は、W400のあがりがちだったバッテリーを交換。ほっとしました。新年会の帰り道、運転免許をもっていないという勉強会のメンバーに、バッテリーとエンジンとガソリンと電気とセルモーターの関係を説明しましたが、なかなかわかってもらえませんでした。でもね、これ、けっこう大事な常識ですよ。以前、車のエンジンを、「モーター」って訳していた本を読んだことありますからね。英語では engine を motor ということがあるんですが、日本語では絶対エンジン、電気自動車でない限り、モーターとは言いません。

 で、そのバッテリーの交換中、バイク屋さんとおしゃべりしていたら、隣町に翻訳家の方がお住まいで、そこに大型バイクを納車に行ったことがある、というではありませんか。個人情報なので、お名前は教えてもらえませんでしたが。うーん、どなたでしょうか……?

 

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 夜の「エンジン」もきれいだ。

 

(M.H.)