翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

訳書リスト9(42)更新

 42冊目です。よろしく。

 

(42)『ヒトラーと暮らした少年』

 (ジョン・ボイン作、あすなろ書房、2018年2月28日初版発行)

  "The Boy at the Top of the Mountain" by John Boyne, 2015

  アイルランド・児童書

〈オビ語録〉

「『縞模様のパジャマの少年』のジョン・ボイン、待望の新作!
 パリに生まれた少年ピエロがたどる、数奇な運命の物語。
 7歳の少年ピエロが憧れたのは、ヒトラー総統その人だった。」

「──本作では、無垢だった主人公が加害者へと変わっていく恐ろしさを描いているわけですが、ピエロを変えてしまった力は、現代の世界にも、そしてわたしたちの暮らす日本社会にも潜んでいることを忘れはなりません。」(訳者あとがきより)

 

ヒトラーと暮らした少年

 

 編集は山浦真一さん、装幀は城所潤さん・大谷浩介さん(JUN KIDOKORO DESIGN)、装画は船津真琴さんです。ありがとうございました!

 

 

(41)『オオカミを森へ』(キャサリン・ランデル作、ジェルレヴ・オンビーコ絵、小峰書店)

  "The Wolf Wilder" by Katherine Rundell, 2015

  イギリス・児童書

〈オビ語録〉

「母を救うため、少女は、世界と戦う覚悟をきめた!」

「クロとシロはフェオを囲み、互いの尾の先に鼻が来るように輪を作って腹ばいになると、石のようにじっとしていた。
 オオカミたちの温もりに囲まれてひと時の眠りに落ちる直前、フェオはささやかな優越感をおぼえた。いつの世にも、金で買えないもの、自分の力で勝ちとらなければならないものがある。フェオがこれまで出会ったもっとも勇敢な生きものと言っていいハイイロの墓が、皇帝でさえ手に入れられないもの、すなわち、オオカミの「花輪」で飾られたことは、ふさわしい出来事に思えた。」

 

オオカミを森へ (Sunnyside Books)

オオカミを森へ (Sunnyside Books)

 

 編集は山岸都芳さん、装幀は城所潤さん・大谷浩介さん(JUN KIDOKORO DESIGN)です。ありがとうございました!