翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

三連勝

 リーグ戦3連勝。内容は前半はいいが、90分もたず、最後は守り倒しての勝ち点3。それでも、過密日程の中、若い選手、外国人選手、ベテランと、みんなの活躍が見られて嬉しいかぎり。

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 今日はなんといっても橋岡くんでしょう。去年もユースからトップの試合に出て、なかなかのインパクトを残していたが、今日は大活躍。

 ミスもあったが、果敢に球際の勝負を挑み、スピードを生かして縦へのドリブルから高速センタリングが二点目につながった。ビデオで見ると、興梠のシュート技術が半端ない。あんな速くてライナー性のクロスをDFと競りながらヘディングで、六反の手の届かないファーの上隅にコントロールしているのだから、すごいの一言。

 今年のユースからの昇格組二人、荻原と橋岡はいいライバルだ。がむしゃらに前にチャレンジする姿勢が、チーム全体を活性化してくれる。

 

 スポーツというのはほんとうに不思議。技術や経験で数倍長けている選手より、怖いもの知らずのルーキーの存在がチーム全体を活気づけるだけでなく、得点にまでからんでしまう。今日は長澤も出ていたが、去年後半の、堀監督に抜擢された時の強烈なインパクトは早くも薄れかけている。周りが見えるようになり、余裕ができると、最善のプレーを選択しようとするが、それは可能性の選択としては最善かもしれなくても、結果として、あるいは周囲に及ぼす影響まで考えると、果たして最善かどうかはわからない。

 サポーターとしては、最適な判断の連続で想定内のプレーより、無謀かもしれないけれど躍動感があるプレー、戦術はないけれど必死な守りのほうが断然おもしろい。いや、とくに、レッズはそういうチームなんだと思う。とにかく3連勝。あと少しで順位表の左側に行ける。ただ、毎試合、後半は危ない時間帯が長くなり、気合で守っての勝利なので、まったく油断はできない。

 

 大槻さんは暫定監督だけど、彼の熱気がチームを勝たせているし、サポーターを沸かせている。スリーピースのスーツにオールバックがいいねえ。

 

 

 

 選手も監督も、気合は大事。いや、我々も最後は気合だ。

 

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 上の写真は南ゴール裏への挨拶時、キャプテン柏木と槙野に叩かれている27番が橋岡。今年の陽介は、キャプテンの自覚からか、去年よりだいぶ発言が硬めになっているが、よく走り、姿勢でチームを鼓舞している。神戸戦はアシストで、今日は守備で貢献。

 

(M.H.)