翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

原口元気、W杯初ゴール!!

 4時前に目がさめる。前半0−0。後半の5ゴールをすべて生で見ることができた。というか、ベルギーの3ゴールは見たくなかったが……。

 元気の1点目は胸のすくような見事なシュートだった。やはり柴崎のスルーパスから。いいね、柴崎は。(高校サッカー三羽ガラス、柴崎、宮市、小島の時代が懐かしい……。小島のことを書きたいが、またいつか……)元気が裏に抜けてキーパーと1対1。持ち直した時は、あ〜、だめだ、と思ったが、そこからファーにすばらしいシュート。

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(高2でレッズのトップチームに登録、出場。2008イヤーブックより)

  小学生時代から逸材と言われ、浦和からドイツへ、そしてついにW杯でゴール! 日本は残念な結果だったが、元気はまたワンステップ上がってくれた。彼の努力の賜物だろう。

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(2012 イヤーブックより)

 

 失点の3ゴールは、やはりベルギーとの地力の差か。2−0でリードするまでは、高さ、速さ、強さを、よくあそこまで抑えていたと思う。守って守りきれる相手じゃなかったし、西野はよく攻撃的なサッカーを短期間で見せてくれた。選手起用、さらに、ポジショニング、常に角度をつけてパスコースを確保しながら、時に裏にロングパス、サイドチェンジと、いいサッカーを見せたんじゃないか。それぞれの選手の個性をうまくチームに落とし込んでいたと思う。

 サッカーの魅力は、単純なルールの中で、様々な選択肢を一人一人が、そしてチームが選んでゴールに結びつけるところにある。さらに、90分だけでなく、試合前、試合後、ひとりの選手の生い立ちから今までの経歴など、時間的な広がりをもっているところ。しかも、見る側の経験値や思い入れで面白さが倍増したり、変わったりするところだろう。

 残念ながら、ふだんはほとんど浦和と代表の試合しか見ていないので、そこで自分の面白さは止まってしまうが、たとえば、ふだんからルカクやアザール、フェライニを見ている人は、また、いろんな分析や感想があるはずで、オシムなどは朝から晩までサッカーを見ているらしいが、その気持ちはよくわかる。

 

 浦和からは今回、槙野と遠藤が参加。残念ながら遠藤は出場機会がなかったが、この経験を生かしてほしい。ごくろうさん。

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 今日は仕事になるんだろうか……。いやいや、やりますよお。

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(M.H.)