翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

美しい目次

 あけましておめでとうございます。

 暮れに愛媛の家内の実家に帰省、親戚と会って昨夜もどってきました。途中、京都で父の墓参り。

 今日は駅伝復路を見たり、年賀状の返事を書いたりしていると、ピンポ〜ン!

 

 ゲラが来た……。来るのは知っていたのですが、三が日からと思いながらパラパラめくってみると……。

 

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(京都駅にて)

 

 ……初稿ゲラもレイアウトがきれいだなあ、と思っていたのですが、今回、新たに組まれていた目次が超絶美しい!! いや、目次にこんなに興奮してどうすんだ、と思いますが、これほど美しい目次は自分訳本史上初。目次の文字と、ページと、小さなイラストがいくつか、それだけなんですが、フォントと配列でこんなに素敵な目次になるなんて! 

 

 あ、その作品とは、前回ご紹介した『夢見る人』(パム・ムニョス・ライアン文、ピーター・シス絵、岩波書店、2019年2月刊行予定)です。ゲラが来ると、時おり、「ひゃあ、なんてきれいな!」とか、「ほう、そう来たか」とか、レイアウトや装幀担当者さんのアイデアやセンスにうなることがあります。じっくり読んでもらいたい作品と、今回のようなビジュアルも大切な作品ではアプローチが異なると思うのですが、ただ、ひたすらワープロ画面にむかって、少なくとも見た目は無味乾燥なテキストを打っていた身としては、感動することもしばしば。

 すぐにでもお見せしたいのですが、あんまり、ゲラの段階からさらすのも節操がないと思いますので、もう少しお待ちください。うーん、見せたい……。

 ひとつ言えるのは、目次って、じつは結構工夫の余地が残されているんだな、ってこと。

 

 

 ああ、何言ってんだかさっぱりわからないと思いますが、ほんと、すばらしい!

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(知恩院にて)

 

 暮れから治りきらない風邪で不調ですが、明日から塾の冬期講習。高校生のパワーをいただきに行ってきます。

 

(M.H.)

 

PS:そういえば、A書房のYさん、年賀状にゲラの送付予定書くのやめましょうよ(笑)。 いや、今年もお仕事いただけるのはとっても嬉しいんですけどね……。