今年は子年。年賀状にはかわいいネズミが多くて、十二支の中でもいちばん絵になる動物のような気がします。そんな中、ゴブリン書房さんからは、あえて猫の年賀状が。
拙訳『夜のあいだに』(テリー・ファン&エリック・ファン文・絵、ゴブリン書房)の猫たちでした。絵本のもちこみで出版までこぎつけたのは初めてだったので、うれしいかぎり。
今年もまた、もちこみの絵本が出せそうです。乞うご期待!
いただいた年賀状から、絵本がらみで三つ。
上左、スペイン語の宇野和美さんの賀状は、アスン・バルソラ ”Guillermo, ratón de biblioteca”より。『図書館ネズミ、ギジェルモ』ですかね? このネズミの絵、すごくいいです。アマゾンで見たら、裏表紙には猫がいるぞ。(★その後、宇野さんから、スペイン語では本好きの人、いわゆる「本の虫」を、「図書館のネズミ」と言うのだ、とうかがいました。「虫」より「ネズミ」のほうがかわいいですね。)
右上は、岩波書店さんの『ミス・ビアンカ 1.くらやみ城の冒険』(マージェリー・シャープ文、ガース・ウィリアムズ絵、渡辺茂男訳、岩波少年文庫)。
こちら、過去記事もどうぞ。
下は、徳間書店さんの『人形の家にすんでいたネズミ一家のおはなし』(マイケル・ボンド文、エミリー・サットン絵、早川敦子訳)です。サットンの絵は、細かいところに思わず見入ってしまいます。物語を感じさせる絵本らしい絵です。
ネズミはどこか人間に似ているところがあるので、絵本にするのはもってこいなんでしょうね。
年賀状は、面倒なところもありますが、こうして楽しめるのはいいこと。あ、そうだ、年末にあわてて書いたら、出したが出してないのか、わからなくなってしまった方がいて、思い当たる方、もうしわけありません。出したと思うんだけど……。
(M.H.)