『マルコムX 伝説を超えた生涯』、BOOKMARK16で紹介されていた本ですが、買ってしまった……。上下各巻300ページ以上、それぞれの注と参考文献が50ページずつくらいあります。赤黒のカバーとマルコムの写真がすごい存在感。財布を痛めた分をとりかえすという意味もありますが、なにより、ブラザー・マルコムが「読め!」と言ってます。
続きを読む『キャパとゲルダ』読書感想文の課題図書に。
『キャパとゲルダ ふたりの戦場カメラマン』が、読書感想文全国コンクールの課題図書になりました。高校の部のノンフィクションです。
この本は、高校生でも、かなり歯ごたえがあると思いますが、キャパとゲルダ、二人の想いや行動を知って、若い人がいろいろなことを感じてもらえるだけで訳者は幸せです。
課題図書の一覧はこちらを参照してください。
続きを読む英文法コラムを書きます。
フェロー アカデミーの会員サイト、アメリアに、今日から英文法のコラムを書くことになりました。会員の方はアクセスしてみてください。
英文法が大嫌いだった(今も好きではない)原田の経験から、自分なりに、こんなふうに調べるとわかるよ、というポイントを挙げて、みなさんの参考にしていただければと思っています。月一くらいの更新ができるといいんですが……。
コンセプトは、ネイティヴなみの英語力がないけれど、そこを文法の知識と辞書をうまく使ってカバーしていこう、というもの。そのための着目点の整理や、最低限必要な知識をまとめていきたいと思います。感覚的に英語を読めない人のための文法の利用法、とでもいうんでしょうか。
敷居の低いコラムにしますので、会員の方はぜひ。
(M.H.)
「BOOKMARK」16号、ウェブで先行公開!
翻訳書を、テーマを決めて紹介しているパンフレット「BOOKMARK」16号が、ウェブで先行公開されました! 紙版は、今回にかぎり、あとから配布となるそうです。
テーマは、人物を描いたノンフィクション。
こちらから全部読めます!
https://www.kanehara.jp/bookmark/backnumber/BOOKMARK16_e_book.pdf
題して、「stranger than fiction?」。今回も、オザワミカさんの装幀が素敵。巻頭エッセイはブレイディみかこさんですよ。
続きを読む『民主主義は誰のもの?』
注文していたこの本が届いたので、用事ついでに、川越までとりにいってきました。
『民主主義は誰のもの?』(文・プランデルグループ、絵・マルタ・ピナ、訳・宇野和美、あかね書房)
先日、紹介した『独裁政治とは?』とは、画家が(というか、こちらはコラージュなのですが)ちがうので、少し印象が異なります。コラージュ、おもしろいですね。見返しには、作者のマルタ・ピナさんのお友だちの画家さんたちの顔写真がいっぱい。子どものころの写真を使っている人もいて、楽しい。テーマをよく表現しています。
続きを読む『マーティン・ルーサー・キング──非暴力の闘士』
まずは、検察庁法の改悪に反対することを表明しておきます。
この件は前から気にしていますが、黒川検事の任期延長のゴリ押しからの流れはめちゃくちゃです。少しでも論理的にものが考えられる人なら、おかしいことはすぐわかる。というか、これまでのやりとりは茶番としかいいようがありません。国会論戦は言葉尻をとらえてのやりとりになってしまっていますが、ちょっと引いて考えれば、そもそもこんな重箱の隅であらそっていること自体がとんでもなくおかしいことがすぐわかります。
検察庁は行政府ですが、立件するかしないかを決められるという意味で、その他の行政府とは少し異なるがゆえに、国家公務員法とは別立てで、検察庁法によって検事の任期を定めていました。その上、今回の法案では、時の内閣の決定で任期延長ができ、しかも、その事由のひとつに、裁判の継続性のために必要と認められる場合、という項目があり、その具体的な内容は、当該裁判に影響を及ぼすので開示できないのです。つまり、延長理由はあいまいのまま、内閣の胸ざき三寸で、総理大臣をも起訴する権限をもつ検事の任期を恣意的に延長することができるのです。これだけでとんでもない改悪なのに、それを、このコロナ禍において行おうとするのは、火事場泥棒だし、安部総理に、なにか急ぐ理由があるとしか思えません。
長くなりましたが、本題です。
今さら感もありますが、2018年に出た新しい本です。キング牧師の絵本を翻訳する関係もあり、読みました。ぼんやりしていたことが、少しわかりました。
続きを読むカーネーションが来た。
『兄の名は、ジェシカ』のすてきな装画を描いてくださったのは、一乗ひかるさん。その一乗さん制作のチェキを頼んでいたのですが、さっき来ました! 5月だし、カーネーションだ、と思って。
サイン入りです。一乗さん、ありがとうございました。
封筒とラベルの色が鮮やか。さて、飾るためにいいフレームを探さないと。
昔から、訳した本の装画を描いてくださった人はどんな人なんだろう、といつも気になって、最近は、たいていSNSをやってらっしゃるので、ひと言、御礼を言うようにしています。本の表紙って、ほんとうにきれいで、絵とはまたちがう力があるのがとても不思議です。
一乗さんのHPはこちら。
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