翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

新刊・訳書紹介

『ぼくは川のように話す』ホーンブック賞受賞!

7月14日発売予定の、拙訳『ぼくは川のように話す』の原作、"I Talk Like a River" が、2021年ボストングローブ・ホーンブック賞(絵本部門)を受賞しました。 原作者、ジョーダン・スコット、シドニー・スミスのお二人、おめでとうございます。 www.hbook.com

"Small in the City"、ケイト・グリーナウェイ賞!

シドニー・スミスの "Small in the City" (邦題『この まちの どこかに』せなあいこ訳、評論社)が2021年ケイト・グリーナウェイ賞に決まりました。おめでとうございます! この絵本、ほんとうにいい絵本です。ぜひ!

『ぼくは川のように話す』(新刊予告)

訳本の新刊予告です! 『ぼくは川のように話す』(ジョーダン・スコット文、シドニー・スミス絵、拙訳、偕成社)、7月14日発売。文を書いているのは、カナダの詩人ジョーダン・スコット。彼の吃音者としての子どものころの経験を詩に綴ったものに、もう、天…

『兄の名は、ジェシカ』読書感想文課題図書に選定されました。

『兄の名は、ジェシカ』(ジョン・ボイン作、拙訳、あすなろ書房)が、第67回読書感想文の高校の部の課題図書に選定されました。去年の『キャパとゲルダ』に続いて、今年もたくさんの高校生に読んでもらう機会ができてとてもうれしい。

『春のウサギ』本日、4月21日発売!

何度かご紹介してきた新しい訳書『春のウサギ』(ケヴィン・ヘンクス作、大澤聡子共訳、小学館)、本日、4月21日発売です。今回は Kindle 版もありますので、よろしければそちらもどうぞ。

『星の使者』11刷!

ピーター・シスが繊細な絵でガリレオ・ガリレイの生涯を描いた絵本、『星の使者』の11刷見本が来ました。もう20年以上売れ続けていて、とてもうれしい。 翻訳する時は、一生懸命文字を追っていたのですが、今見ても、絵のあちこちにいろんな発見があっておも…

『春のウサギ』、こんなカバーです!

先日紹介した新刊『春のウサギ』のカバーです。いかにも春らしい色使い。ケヴィン・ヘンクスの細やかな描写によく似合っています。見本が来るのが待ち遠しい。 すてきな絵を描いてくださったのはイラストレーターの芳野さん。これはカバーですが、本体表紙も…

『春のウサギ』(新刊予告)

4月発売予定の新しい訳書です。 『春のウサギ』(ケヴィン・ヘンクス作、大澤聡子共訳、小学館) 中身の紹介はこちら、小学館のサイトをどうぞ。 www.shogakukan.co.jp

絵本『マーティン・ルーサー・キング・ジュニア』

2月10日発売予定のキング牧師の絵本、見本がとどきましたのでご紹介! 幼年向けの伝記シリーズ "Little People, BIG DREAMS"(小さなひとりの大きなゆめ)の一冊です。 マイ・リー・デグナンさんの絵は独特ですが、わかりやすく、インパクトがあって、しかも…

「今だから読みたい絵本」

なんと「男の隠れ家(別冊)」で「今だから読みたい絵本」(Picture books for adults)という号が出ています。 なかなか充実していて、巻頭寄稿は「絵本ナビ」編集長の磯崎さん、インタビューは荒井良二さん、中心となる記事は、クレヨンハウスや教文館をは…

書評集『あるときはぶかぶかの靴を あるときは窮屈な靴をはけ 2』

西日本新聞を中心に書評を書いていらっしゃる河野聡子さんの翻訳書の書評集『あるときはぶかぶかの靴を あるときは窮屈な靴をはけ 2」を入手。 西日本新聞の書評+α を収録した、翻訳書ばかりの書評集で、拙訳『コピーボーイ』をとりあげてくださっています…

新刊『ブライアン・スティーヴンソン』

あすなろ書房の「信念は社会を変えた!」シリーズの新刊です。来週火曜日、11月17日発売予定。アメリカの法廷弁護士で、黒人の冤罪裁判を多く扱っている、ブライアン・スティーヴンソンのインタビュー集です。

『セント・キルダの子』9月16日発売!

何度かご紹介してきた絵本、『セント・キルダの子』の見本が届きました。この本は、原書を見た時から、とにかくどこかで出してほしいと思い、何社かもちこんだあとに、岩波書店さんから出してもらえることになった本です。とてもうれしい。

『ネルソン・マンデラ』9月9日発売!

『ネルソン・マンデラ(信念は社会を変えた!シリーズの指針として)』(セロ・ハタン&ヴァーン・ハリス著、拙訳、あすなろ書房)の見本が届きました。いい写真、きれいな装幀です。見本が届いた時が、いつも一番うれしい。 少し中身の紹介を。

「Casa Brutus」9月号

月刊「カーサ ブルータス」9月号は、「大人も読みたいこどもの本100」特集なのですが、なんとその081番に、拙訳『夜のあいだに』(テリー・ファン&エリック・ファン作、ゴブリン書房)を載せていただきました! 表紙は言わずと知れた『エルマーのぼうけ…

『ペーパーボーイ』2刷見本出来!

『ペーパーボーイ』2刷の見本がとどきました。これまでに読んでくださったみなさん、ありがとうございます。初版から4年たっての増刷です。続編の『コピーボーイ』を出せたこともあって、『ペーパーボーイ』を一緒に、あるいはあとから読んでくださってい…

「信念は社会を変えた!6人のインタビュー」シリーズ

『グレタ・トゥーンベリ──信念は社会を変えた!6人のインタビュー』(ジェフ・ブラックウェル&ルース・ホブディ編、橋本恵訳、あすなろ書房)。すでに書店にならんでいます。 6冊シリーズのうちの1冊ですが、9月にはシリーズのうちの『ネルソン・マンデ…

『兄の名は、ジェシカ』書評@ダ・ヴィンチ ニュース

古川諭香さんが、ダ・ヴィンチ ニュースに、拙訳、『兄の名は、ジェシカ』の書評を書いてくださいました。この作品の特徴を的確にとらえてくださっています。 ddnavi.com

カーネーションが来た。

『兄の名は、ジェシカ』のすてきな装画を描いてくださったのは、一乗ひかるさん。その一乗さん制作のチェキを頼んでいたのですが、さっき来ました! 5月だし、カーネーションだ、と思って。 サイン入りです。一乗さん、ありがとうございました。 封筒とラベ…

『コピーボーイ』4月25日(土)朝日新聞書評

今朝の朝日新聞、「子どもの本棚」に、さくまゆみこさんが『コピーボーイ』(ヴィンス・ヴォーター作、拙訳、岩波書店)の紹介を書いてくださいました。「若い読者にも、困難を乗り越えて未来を信じる力を与えてくれそうだ。」とあります。さくまさん、あり…

新刊紹介『兄の名は、ジェシカ』

16日発売の訳本、『兄の名は、ジェシカ』の見本が届きました! 原作とまったくちがうテイストの装幀ですが、すばらしい。ドキドキします。でね、カバーをはずして表紙を見たり、扉や目次のデザインを見ると、これがまたいい! でも、あんまりここで見せてし…

スーパームーン

今日はスーパームーンらしい。昨夜、ベランダから見た月も相当大きかった。 ということで、数日前に届いた見本です。10刷です。ありがとうございます。 『星の使者──ガリレオ・ガリレイの生涯』(文・絵/ピーター・シス、手書き字/大川修、拙訳、徳間書店…

『コピーボーイ』本日発売!

すでに何度かご案内してきましたが、『コピーボーイ』(ヴィンス・ヴォーター作、岩波書店)、本日発売です。前作『ペーパーボーイ』の6年後の物語。 www.hanmoto.com 『ペーパーボーイ』と並べると、なんか感慨深いです。ヴィクターくん、こんなに大きくな…

新刊予告 『兄の名は、ジェシカ』

4月発売予定の新刊『兄の名は、ジェシカ』の書影がウェブに出たのでご紹介。 www.hanmoto.com

こんな時だから、絵本! 2020「えほん50」リスト

拙訳『夜のあいだに』(エリック&テリー・ファン作、ゴブリン書房)が、全国学校図書館評議会の「えほん50」のリストに載りました。こんな時期ですから、お子さんに絵本を読んで、見せて、やってください。図書館が休館なのはちょっとつらいですが……。 リス…

『コピーボーイ』表紙です!

先日ご紹介した、『ペーパーボーイ』の続編、『コピーボーイ』の書影がアマゾンに出ました。丹地陽子さんの表紙イラストが、またしびれます! 車はオースティン・ヒーリー・スプライト。オープンカー。ボディーの色がたまらない。60年代っぽいです。 3月末発…

STAMPBOOKS 展示@藤沢総合市民図書館

湘南台にある藤沢総合市民図書館のYAコーナーで、岩波書店のヤングアダルトシリーズ、STAMPBOOKSの特集展示が行なわれています。 www.lib.city.fujisawa.kanagawa.jp 『ペーパーボーイ』も展示してくださっていて、ありがたい。続編の『コピーボーイ』も、同…

『銃声のやんだ朝に』& 藤沢でのイベントご案内

書影は、2006年に徳間書店から拙訳で出た本です。 第一次大戦中、1914年のクリスマスの朝に、戦線をはさんで対峙していたイギリス軍とドイツ軍の兵士たちが、一時休戦をしてサッカーをした、というエピソードをもとに書かれた作品。 左は原書。かなり印象が…

『月でたんじょうパーティーをひらいたら』(東京新聞書評)

東京新聞、1月30日朝刊でご紹介いただきました。ありがとうございます! Web版はこちら。 sukusuku.tokyo-np.co.jp 廣済堂あかつき出版から出てます。 どうぞよろしく。 (M.H.)

週刊読書人『キャパとゲルダ 二人の戦場カメラマン』書評

週刊読書人に、岩尾光代さんが『キャパとゲルダ』の書評を書いてくださいました。岩尾さんは、毎日新聞で昭和史の執筆に携わっていた時の写真の力に言及なさっています。そういう方に、きちんと評価していただいて、訳者としてはうれしいかぎり。 dokushojin…