翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

もくめ書店 & 道志みちツーリング

昨日、ツーリングをかねて、山梨県道志村の「もくめ書店」におじゃましてきました。バイク乗りには有名な道志みちですが、「道の駅どうし」からすぐ、川のほとりにある書店&カフェです。 店主の酒井さんは、丸善の津田沼店にお勤めだった時に、「はじめての…

翻訳勉強会オフ会@川越

コロナ後、すべてzoomでの開催になっている勉強会ですが、昨日は久しぶりに川越勉強会のメンバーと対面での懇親会が、オリジナル会場である川越の絵本カフェ「イングリッシュブルーベル」さんでありました。 このカフェの2階の会議スペースを借りて勉強会を…

『ペーパーボーイ』『コピーボーイ』

水曜日に、書評家の豊崎由美さんと翻訳家の三辺律子さんが、月刊 ALL REVIEWS で、『ペーパーボーイ』(ヴィンス・ヴォーター作、拙訳、岩波書店)をとりあげてくださいました。これがとってもいい対談で、自分で訳していながら忘れかけていたあちこちを思い…

訳書リスト12(56〜60冊目)(更新)

56〜60冊目です。 (60)『おばあちゃんのにわ』 (ジョーダン・スコット文、シドニー・スミス絵、偕成社、2023年6月19日初版発行) "My Baba's Garden" (2023, text by Jordan Scott, illustration by Sydney Smith) カナダ・家族・絵本 〈オビ語録〉 …

『お日さま おそい みんなも おそい』

今日も絵本の紹介です。 『お日さま おそい みんなも おそい』(フィリップ・C・ステッド文、エリン・E・ステッド絵、金原瑞人訳、カクイチ研究所/ぷねうま舎) あんまりきれいに写ってませんが、タイトルや著者・訳者名は箔押しです。 原作者は『エイモ…

こちらも、『おばあちゃんの にわ』

先日、この月曜日、6月19日に刊行された、拙訳『おばあちゃんのにわ』を紹介しましたが、じつは、5月に横山和江さん訳の同タイトル『おばあちゃんの にわ』(ドーン・ケイシー文、ジェシカ・コートニー・ティックル絵、横山和江訳、出版ワークス)という絵…

『子どもの読書を考える事典』(朝倉書店)

5月に刊行された『子どもの読書を考える事典』(朝倉書店)が届きました。 この本は、「つくる」「読む」「つなぐ」という三つの視点から、子どもの本と読書についてさまざまな人の考えを集めた事典です。詳しくは以下の版元ドットコムのリンクから、目次や…

オーストラリア学会シンポジウム

昨日、6月17日(土)の午後、みなとみらいにある神奈川大学のキャンパスで開かれた、オーストラリア学会の第34回全国研究大会の第1日目、豪日交流基金助成シンポジウム「オーストラリア児童文学と日本」にお招きいただき、ガース・ニクス、モーリス・グライ…

新刊予告『クロスオーバー』7月12日刊行

来月出る訳書です。岩波書店のYAレーベル、STAMPBOOKSから、詩物語形式の作品『クロスオーバー』が刊行されます。 YA向けの詩物語を多く発表しているクワミ・アレグザンダーの2014年の作品。とりあえず、このポップなカバー絵をお見せしたくて! 『兄の名は…

新刊絵本『おばあちゃんのにわ』

『ぼくは川のように話す』のペア、ジョーダン・スコット(文)とシドニー・スミス(絵)の新しい絵本が、偕成社より、6月19日に発売されます。 タイトルは『おばあちゃんのにわ』。タイトル文字は、今回も荒井良二さん。 https://www.kaiseisha.co.jp/books/…

『生命の樹』6刷見本

チャールズ・ダーウィンの生涯を描いた絵本、『生命の樹』の6刷見本が届きました。うれしい。作者はピーター・シス。昨年、今年と、日本で展覧会がひらかれていることも助けになっているのかな。

翻訳勉強会、欠員募集【募集、いったん停止します】

5月23日追記 【とりあえず、希望者数名の方から連絡がありましたので、いったん募集停止します。連絡くださった方には順番にこちらからメールを送りますので、少々お待ちください。 また、SNSで拡散してくださったみなさん、ありがとうございました。】 川越…

レッズ、アジアチャンピオン!!

5月6日(土)は、ACL決勝2ndレグ。1−1のドローで敵地サウジアラビアから帰ってきたレッズは、ホーム埼スタで1−0とアルヒラルを完封。みごと三度目のアジアチャンピオンに輝きました。 リーグ優勝はまだ1回しかないのに、アジア制覇は4度決勝に臨み…

御礼、上野の森ブックフェスタ

今日は快晴の中、上野公園で開かれた上野の森ブックフェスタで、JBBYのみなさんと一緒に、訳書の販売・サイン会に出てきました。コロナであまりイベントが開かれなかった時期が長く続きましたが、ようやく、読者のみなさん、出版社・翻訳者のみなさん、久し…

「おすすめ世界の子どもの本!」紹介動画公開始まりました。

JBBY(日本国際児童図書評議会)のYouTube公式チャンネルで、「おすすめ世界の子どもの本!2022」に掲載された書籍を、翻訳者が紹介・トークする動画が公開されました。昨年につづいての企画です。 こちらの公式チャンネルにアップされていますので、どうぞ…

YAA!4月定例会

昨日、4月30日(日)は、日本子どもの本研究会のYAA!(「やあ!」=ヤングアダルト&アート・ブックス研究部会)の、zoomによる月例部会にお招きいただき、わたしの訳書についてのみなさんの感想をうかがい、また質問に答える機会をいただきました。 YAA!…

上野の森親子ブックフェスタ

JPIC(出版文化産業振興財団)主催の上野の森親子ブックフェスタが、5月4日、5日、上野公園で開催されます。出版社のテントがならび、本が少し安く買えます。トークショーなどのイベントもあります。くわしくはこちらを。 https://www.jpic.or.jp/ueno/ 原田…

春になってしまった。

ばたばたしているうちに、春になってしまいました。写真は京都の丸山公園の桜(3月20日撮影)。立派な桜の木があるのですが、だいぶくたびれてきたその古木のまわりに植えられた、若い枝垂れザクラが咲いていました。うまく植えてあって、枝を切られた年寄り…

鶴澤寛也さんのこと

数日前に、女流義太夫三味線の鶴澤寛也さんの訃報を知りました。ご自身のツイッターに、ご家族の方が書きこんでいらっしゃって、えっ、という感じ。ついこのあいだまで、まさにそのツイッターで、あれこれ発信していらっしゃったのに。わたしより若い62歳と…

BOOKMARK 20号

BOOKMARK 20号がとどきました。2015年から、金原先生と三辺さん、オザワミカさんのトリオで翻訳書を紹介してきたフリーリーフレットは、戦争特集特別号を入れて21冊、どれも充実した海外文学紹介でした。今号でいったんお休み、ということですが、いつかまた…

「子どもの本棚」に『チャンス』の書評が載りました。

月刊書評誌「子どもの本棚」2月号に、『チャンス』(ユリ・シュルヴィッツ文・絵、拙訳、小学館)の書評が載りました。「生きのびるための力とは」というタイトルで書評を書いてくださったのは中村伸子さん。 「戦争を扱った本を子ども達に手渡す時に、大人…

『バーナバスのだいだっそう』@紀伊国屋書店笹塚店

紀伊国屋書店笹塚店さんが、『バーナバスのだいだっそう』をディスプレイにしてくれました。読売KODOMO新聞に掲載された本の紹介コーナーに展示してるそうです。 それにしても、なんという完成度! ありがとうございます!! 紹介本❶#バーナバスのだいだっそ…

LGBT差別禁止法案をめぐって

差別を禁止すると分断を助長する、みたいなことを言った自民党議員がいますが、わけがわかりません。人種や民族、国籍、性別、性的志向、性自認や障がいなど、自分で選んだわけではない属性にもとづく差別を、マイノリティだからという理由で放っておけ、と…

レジュメの書き方、最近思ったこと

ここのところ、出版社へのもちこみ企画のために、原書の内容や感想をまとめたレジュメを何本か書きました。昨年は、以前講座をとってくれていた方や勉強会のメンバーが書いたレジュメを読んだり、書き方の相談に乗ったりもしました。 こうした、いわゆる原書…

古典児童書を読む会、『小さなバイキング ビッケ』

今年はじめての古典児童書を読む会。課題本は『小さなバイキング ビッケ』でした。1963年の出版。日本ではアニメにもなっていたようですが、自分が高校生、大学生くらいの時だったらしく、まったく知りませんでした。主題歌を歌える人がいてびっくり。 (今…

フェロー・アカデミー通信講座募集中

フェロー・アカデミーの通信講座マスターコースで、ヤングアダルトのコースを担当します。現在募集中。 3月から8月の半年6回+zoomによる講義1回です。 詳しくはこちらを。 https://www.fellow-academy.com/home/mastercourse_youngadult_harada/ いつもの…

初打ち

昨日は初打ち。最近ではめったにない、ダブルス専用のクレーコート。コートコンディションは最高ですが、風が強かった。とりあえず、今年もコートに立てて幸せです。 (写真は同じクラブのメンバーです。) (M.H.)

走り初め

今日は走り初めで一時間ばかり近所を。快晴、路面もドライで、交通量がふだんより少なくて気持ちいい。 あと何年乗れるか、と考えてしまいますが、基礎体力さえあれば、まだまだ乗れるはず。と思って、午後はジョギング+ウォーキング。 あいまにあれこれ調…

あけましておめでとうございます。

元旦、初日の出。 近所の田んぼの中の道で撮影。雲ひとつなく、地平線から昇りました。 今年はとりあえず、読み物一冊、絵本一冊の出版予定があり、どちらもとても楽しみな仕事で、胸弾ませています。翻訳勉強会、通信添削、コラム執筆なども継続。昨年は古…

「おすすめ! 世界の子どもの本」2022

JBBY(日本国際児童図書評議会)から、「おすすめ! 世界の子どもの本──JBBY選 日本で翻訳出版された世界の子どもの本──2022」が届きました。 2021年1月〜12月に日本で出版された海外の子どもの本の中から選ばれた65冊の本が紹介されています。表紙は荒井良…