翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

ACL グループステージ第3戦 AWAY vs 北京国安

 2ー0で3連敗。これでグループステージ突破は苦しくなった。

 

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 前回、経済的理由と書いたが、それもあるけど、じつはマンションが外壁修理中のため、パラボラをはずされてCS放送が映らない。リーグ戦はスカパーのオンデマンドで見ているが、ACLはとりあえずダイジェストしか見られないのだ。

 

 今朝見たダイジェストでは、やはりシュートシーンが中心なので、ビルドアップや局面の守備、攻守の切り替えがよくわからなかった。ファウル数がうちのほうが多いようなので、頑張って寄せていたのか、それともアウェイの笛なのか。

 ダムヤノビッチの強さ、強引さ、ポストプレー(2点目)、バタージャのスピードやキック精度(1点目)と、ゴールシーンだけみると、武藤、石原との最後のところの差が目立ってしまう。(武藤はよかったけどね。)

 あとは、ミシャのサッカーをACLのアウェイで(いや、ホームでもか?)貫くことの難しさ。前回も書いたが、ミシャのサッカーは精神的な余裕が必要。さらにきれいなピッチ、高度に熟成されたコンビネーション、個々の選手の質の高さ、できれば相手チームとの実力差(笑)がないと難しい。理想を追求して玉砕するのも手だが、それはもう2年くらい前からリーグ戦でもできなくなっている。となると、ミシャのサッカーをやる理由は何か、と考えざるを得ない。ボールキープ時間のアップによる間接的な守備力の向上しかメリットがないのなら、やはり再考すべきだろう。

 なんだかんだ言っても、山形戦の阿部チャンのスーパーミドルのように、最後は個人技だ。というか、もう、一昨年からミシャのサッカーは相手チームの対策によって当初の破壊力は失われ、得点は、セットプレーや個人技によるものが増えている。それもミシャのサッカーだというのなら、選手を戦術にあてはめるのではなく、選手の個性を生かした戦術を、少なくとも、狭い局面でのコンビネーションを監督が指示してほしい。(してるのかもしれないが……) 

 

 

 ホームでの北京国安、水原三星との試合は勝つしかないわけだが、かなり難しいだろう。どういうサッカーをするのか? 相手や状況によって変化させにくいのも、ミシャのサッカーの弱点だ。

 どうせ守りきれないのなら、裏ポンでズラタンや武藤、高木勝負でもいい。逆にパス回しで崩したいのなら、そう宣言してチャレンジしてもいいと思う。どっちにしても、縮こまったサッカーは見たくない。(M.H.)