翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

1st ステージ 第12節 HOME vs FC東京

 昨日の試合。

 ◯4ー1 (ゴールは下の写真の通り)(5月16日(土)@埼スタ)

  2位の東京を叩いて首位キープ(勝点27)。リーグ戦11戦負けなし、ホーム6戦連続勝利! ガンバー川崎、鹿島ー広島が、いずれも引き分けて勝ち点差が広がった。(ガンバ、広島、F東がいずれも勝点23。)

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 見事な試合だった。ゴールシーンはいずれも素晴らしいの一言。李の今季初ゴールは宇賀の左からの早いセンタリングをつま先で、関根のゴールは宇賀の左からのふわりと浮かせたボールに走り込み、うまく右インサイドで権田の右をぬき、武藤のゴールは関根の右からの早いセンタリングを、DFの前に左から斜めに走りこんで押し込み、ウメのゴールは、ペナの外、やや右から左足でカーブをかけたコントロールショットをファーのポストに当てて入れた。どれも、何度もビデオで見たいものばかり。

 そして、90分間体を張った守備だ。出足の鋭さは特筆もの。ガンバ戦も良かったが、今日はその守備から攻撃への転換が速かった。止める、というより、奪う、という感じ。前節、仙台に4点とられたことを反省して、しっかり修正した。ただ、これは、どこまでミシャがトレーニングしたことなのかを知りたい。

 唯一、失点シーンだけは太田への寄せが甘く、素晴らしい左足のアーリークロスから、これも素晴らしい前田のヘディングシュートだった。あっちの武藤は、シュート一本に抑えたのだが。

 久々の先発だった興梠は、やはりうまい。自由自在にボールを散らし、また、シュートしていた。ふつうのポストプレイヤーは、ポスト(柱)のように立ってボールを受けるものだが、興梠は様々なフェイントを使って相手センターバックを幻惑し、ボールを受ける。例えば、高く上がったボールを東京DFのカニーニがヘディングで前に返そうとしているのを察知すると、あきらめたふりをして、直前に前に入ってジャンプする。ただジャンプして負ける、というプレーはしない。また、常に首をふり、周りの状況を確認しながら、縦横斜め、あるいは弧を描きながらボールを受け、時にフリック、スルー、しかもそれがことごとく成功する。

 2アシストの宇賀神も出色の出来。今年のウガは、またワンランクUPした。武藤とのコンビネーションも抜群。陽介も、DF陣も、西川も、とにかく、出来の悪い選手が一人もいなかった。

 

 気持ちのいいウイダイでした。観客は42,995人。

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 F東で武藤とともに先発FWだった林容平はレッズユースから中央大。ものすごく気合が入っていた。初めての埼スタだったらしい。また、李はF東のユース出身なだけに、試合後はF東サポの前へ行って挨拶していた。

 後半途中から、F東は、オリンピック年代で代表の10番、中島翔哉を入れた。どれくらいやれるのか見ていたが、アジアの格下の国には縦横無尽の活躍をする選手だが、さすがに、うち相手にはそうはいかなかった。

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 次は来週の鹿島戦。いい試合を期待したい。ACLはもうない。一週間休める。(M.H.)