翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

17万字

 今日から、また塾の夏期講習が始まります。一週間の中断期間でしたが、もろもろの用事もあり、暑いということもあって、旅行も行かず、ツーリングにも出かけず、休みは終わってしまいました。いや、もともと、毎日が仕事で、毎日が休みみたいな生活ですからね。まあ、今回はかなり翻訳の仕事をしていました。

 おかげさまで、2月からかかっていた仕事が、ようやく通し訳が終わりました。下の写真の地図も活躍してくれました。訳した分量は、原書で300ページ強、訳文は、ワードの文字数で約17万字! 

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  いいですか、17万字ですよ、170,000字。いつも、このワードカウントの数字を見て考えるのですが、17万字ということは、漢字変換を考えると、1文字あたり2回くらいはキーを叩いているわけで、単純計算で34万回。直しも入れると、たぶん、50万回近く、わたしの指はキーを叩いていることになります。すごいなあ、人間って。腱鞘炎にならないのが不思議なくらい。キーボードもよく故障せずに頑張りました。

 これから、プリントアウトしてある原稿を通し読みしながら調整していきます。と言っても、塾の仕事が再開するので、すきまをぬってですねえ。まあ、楽しみです。細かいところを調べながら翻訳していたものが、一定のスピードで読みすすめられるものになっているかチェックするのですが、けっこう、自分でも面白がれるので、割と好きな作業です。とりあえず、日本語にはなってますからね。ほぼ、日本語の世界で考え、おや、と思ったら原文チェック、というリズムになります。

 

 感動して、泣けるところがあるといいのですが……。(M.H.)