翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2nd ステージ 第10節 HOME vs 柏レイソル

 ◯1ー0 (88' 高木、9月11日(金)@埼スタ)

 高木の初ゴールで勝利!

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 柏のACLのからみで金曜夜の開催。おかげでホームなのに参戦できず。残念。ビデオで確認。

 前半はとにかくボールがテンポ早く回り、チャンスを量産。興梠の一対一が二回あったように思う。選手の距離感や動く角度が抜群。興梠、武藤、梅崎に右の関根や森脇が絞って、開いて、DFのギャップを縦に裏に抜けて、とパスコースを自在に作り、さらに柏木が絶好調でそこにパスを供給する。また、ボールを奪われたあとの寄せが早い。前半だけで2−0、もしくは3−0でもおかしくなかった。サッカー的には運動量、球際の強度を上げた、ということになるのだろうが、涼しくなるこれからに期待できる内容だった。

 が、それもすべては高木(我が家では「お兄ちゃん」)のための舞台だったかのよう。後半84分に交代出場した高木は、槙野からのパスを受けてペナの中で軽くステップを踏みながら右に持ち出しざま、DFの横を巻くようにシュート。もともとハーフバウンドの取りにくいボールがちょうどキーパー前の荒れたところにあたって、やや高く跳ねて、それまで好セーブ連発だった菅野の手の上を越えて右のネットに吸い込まれた。

 

 高木は、解説の水沼が「喜び方を忘れている」という言い方をしていたが、然り。まあ、この人のキャラでもあろうが、慎ましい感じがいい。ゴール数でこれから貢献してほしい。この日はとにかく高木のゴールに尽きる。今まで何回枠に当てたことか! 浦和サポはこういう選手に弱い。

(M.H.)