翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

原書のゲラを印刷中に……

 プリンタが壊れました。何を印刷していたかというと、ワード文書でもらった翻訳中の作品の続編の原書のゲラ。やっぱりそのまま画面で読むのはつらいので、結局プリントアウトすることになります。

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 で、新しいのを買いました。写真は買い換えた新しいプリンタ。やたらスタイリッシュです。あんまり曲面を使われると、上にものが載せられないんですけど……。

 

 一昨日のこと、プリンタが印刷中に停止し、液晶画面に何やらコードが出ているので、キャノンのサービスセンターに電話してみると、「壊れた」というコード(?!)だとわかりました。「壊れた」ということは「修理できる」という意味なのかと思ったら、使ってた機種はもう部品のサポートがなくて修理できません、という。

 うーん。買ってまだ5年ですよ。いや、もう5年か? パソコンの周辺機器は5年くらいが寿命だし、機能的にもはるかにすぐれたものが低価格で手に入るようになるので、「買い替えなさい」というメッセージはわからないでもないのですが、機能的に何も困っていなかったのだから、なんとなく釈然としません。もしかしたら、5年で壊れるようにプログラムされてるんじゃないかと疑いたくなります。パソコンやスマホも、新機種が出るとやたら不具合が出るじゃあないですか。被害妄想ですかね?

 

 ま、それでも、新しい電化製品を買いにいくというのはウキウキするもので、キャノンのサポート電話に出たお姉さんが勧めてくれた機種が量販店ではいくらするのか見にいってみました。なんでも、キャノンでは、修理できない機種をもってるユーザーには、今だけPIXUSのMG7530という機種に限って送料キャノンもちで、14,000円で斡旋します、と言われたのですが、この価格がどういう価格なのかわからなかったので……。

 近所の量販店に行ってみると、ありました。新商品が出たばかりなので、ひとつ型落ちということでした。最初の値札は27,000円くらい。そう考えると、キャノンのいう14,000円はリーズナブル。でも、その量販店では展示品現品限りで11,000円というではありませんか。プリンタは使う頻度を考えると安い商品です。いや、じつはインクでもうけてるんでしょうけど……。というわけで、買ってしまいました。

 

 新しいプリンタは両面印刷ができます。これはいい。300ページが150ページになるんですから。

 プリンタはともかく、ゲラの中味が楽しみです。世界中で読んでる人は作者とイギリスの編集者と版権エージェントくらいしかいないだろうなあと思うと、いっそう。

 役得ですね。

(M.H.)