翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

1stステージ第1節 AWAY vs 柏レイソル

 1ー2◯ (52' 武藤、84' ズラタン、2月27日(土)@日立台)

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 リーグ戦初戦を勝ち切った。ACLシドニー戦に続いて連勝スタートは喜ばしい。

 前半はテレビで、後半は電車の中、オンデマンドの生放送をiPhoneで見ていた。大谷に同点ゴールを決められた時は思わず声が出てしまう。勝利の瞬間は家内と小さくガッツポーズ。

 

 メンバーは、西川、森脇、槙野、遠藤、宇賀神、関根(80'→駒井)、阿部、柏木(73'→那須)、武藤、興梠、李(62'→ズラタン)。

 メンデス新監督のもと、柏は激しくプレスする守備をしてきた。その中で二人の新外国人のキープ力、スピード、テクニックで攻めてくる。うちも今年の課題であるフォアチェックを頑張ったが、さすがに90分は大変。武藤は最後まで動いていたが、すごいスタミナ。

 シドニー戦もそうだったが、中央を固められ、トップとシャドウ二人のところでワンツーから抜け出すとか、そういう形があまりできなかった。武藤が左に流れての宇賀神との連携はうまく行っていた。

 二度ゴールが認められなかった。最初の武藤の胸で押し込んだシュートは、ビデオで見るとおそらく入っている。まあ、あの判断は主審の家本も副審もむずかしいだろう。2本目は李のハンド。まあ、あれはハンドだろう。

 

 武藤の1点目は、柏のクリアボールを阿部がヘディングでブロックすると、高く上がってペナ中央ぎりのところにいた李の前へ。めずらしく(笑)李は増嶋(だと思う)をブロックしながらキープ、反転して利き足の左で鋭いシュート。福岡昇格の立役者だったGKの中村は、すばやい反応ではじいたが、武藤が詰めてゴール。李もあれがいつもできれば、と思う。増嶋は李の利き足が頭に入っていたかどうか。

 2点目は、右コーナー、陽介が交代したあとなので、武藤がアウトスイングのCK、ニアでズラタンが合わせて決めた。後半の後半はうちの寄せが甘くなり、柏の時間帯も多かったので、値千金のゴールだった。

 

 遠藤が右のセンターバックに入ったため、槙野がリベロ、森脇が左に入った。やはり森脇の守備は不安。抜かれて後追い、手を使う、というのはいつものことで序盤にイエローをもらっている。柏に決められたのも、森脇がついていたオリベイラに粘られてセンタリングを上げられたところからだった。

 遠藤はうまい。シュートブロック、相手ボールを体を寄せてとるところ、読みのよさ、左右どちらでも、しかも広い視野を生かして、すぐに前へ(ここが大事)ボールを送る技術はすばらしい。二度ほど積極性が裏目に出て、柏に縦のボールをカットされ、カウンターを食らう場面があったが、今はあれくらいでいいだろう。はたいて前に自らフリーランニングすることもあって、ずっと追っていてもおもしろい選手。ゴール前での落ち着いた守備は、背番号6ということもあり、暢久の落ち着きを思い出させる。まあ、暢久は無神経なだけだったのかもしれないが。レプリカ、6番を買うかな。

 ロスタイムに入る間際、阿部が唇を負傷、流血。口のまわりをぐるぐるとテーピングして出てきたのには驚いた。しかも、すぐに那須にポジションチェンジを指示して、那須を後ろへ下げ、あとは前にポジションをとって数合わせか、と思ったら、前で走ってるし!! すごいわ、阿部ちゃん。

 

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(今朝のたまスポ)

 李、駒井、那須、とシドニー戦に出ていない選手も使い2連勝はいいスタート。全員の闘う姿勢も90分途切れなかった。イリッチがまだベンチにも入れない状態というのは、ある意味すごい。ほんと、今年こそ選手を替えながらシーズンを通した選手起用を期待したい。

 来週は中三日で、しかもアウェー韓国でACLの浦項戦。浦項は強敵。場合によっては引き分け狙いもありだろう。試合を通じての戦況判断は昔からレッズの苦手なところだが、そこはなんとか。

(M.H.)