翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

興奮しきり。

 先週は、まず、リーディングした本がおもしろくて興奮しました。久々にページをくる手が止まらない、って感じ。

f:id:haradamasaru:20160409232326j:plain

(写真は、都内某所で食べた「あまおうパフェ」。本文とは無関係です(笑))

 これがあるからリーディングはやめられません。結局、すごくおもしろい、わたし好みの本を読んだということです、ハイ。なにかちがうよなあ、という本を読んだあとのレジュメ作りも大変ですが、おもしろい、訳したい、と思った本のレジュメもむずかしい。

 あんまり冷静でもおかしいし、かといって、興奮のままにレジュメを書くと、編集者は引くだろうし、でも、すごくおもしろいってことを伝えたい。独りよがりの文では伝わらないけれど、でも冷めた文でも伝わらない。うん、こういう時はやっぱり電話か直接会って話さなきゃな。

 

 もう一件、興奮したこと。書評誌をパラパラめくっていたら、これから出る本について作者があれこれ語っていました。なになに、ノンフィクションか、でもYA向けに語りを工夫、ふむふむ、あー、これは大好きな◯◯の話じゃないか! おもしろくないわけないじゃん! と一人興奮。すぐに出版社に電話して、「こんな本が出ますから、エージェントさんに問い合わせてください」と頼んだはいいが、電話を切ってしばらくして、なんであんなに興奮したんだろう、と反省。だって現物を見てもいないし、一行も読んでないのに、なにがわかるっていうんですか。ねえ?

 

 前も書きましたが、自分はかなり感情的な人間です。関係者の皆様、時々ご迷惑をおかけしますが、どうかご容赦を。

 いや、でもね、ほんと、絶対おもしろいはずですから!    

(M.H.)