翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

乗り物の擬人化は……

 W400とチェリーセージです。下のほうはアップルミントかな?
(川越のイングリッシュブルーベルにて)

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 入院して二度のフラッシングののちに退院、一応復活したW400ですが、水没以前の状態に完治したのかといえば、よくわからない、というしかありません。燃料に火をつけて爆発させ、ピストンを上下させ、クランクで回転運動に変え……エンジンは水もの(火もの、というべきか)で、回っている時に中を見るわけにいかないので、調子を見ながら走らせるしかありません。

  昨日は川越まで読書会のためにこいつで往復してきましたが、帰り道、ジーンズをはいた脚の内側が熱い。前はこんなことはなかったはず。いや、こんなもんだったのか?

 

 今日は念のため、50キロしか走ってないけれど、オイルとオイルフィルターを交換してもらいました。その後、40キロくらい走りましたが、やっぱりエンジンが以前より熱くなる気がする。うーん。気のせいか?

 それでも、今日、目の前で抜いてもらったオイルは、オイルらしい色をしていたので少し安心しました。店長に、最初に水混じりのオイルを抜いた時の写真を見せてもらいましたが、なんとミルクのような色でした。恐ろしい……。フラッシングののちに二度目に抜いた時は、コーヒー牛乳色だったそうです。今日は油らしい色をしていました。さらに、オイルの点検窓にこびりついていた、その乳白色の膜もようやくはがれ、オイルレベルを確認できるようになりました。

 

 そういえば、昨日の読書会の課題は、エンデの『ジム・ボタンの機関車大旅行』でしたが、機関車のエマが子ども機関車を「出産」する場面に、みなさん、「ありえなーい」の大合唱でした。機関車トーマスだって、親はいないそうです。

 乗り物の擬人化という意味では、わたしは自分のバイクに関して、入院、退院、容態、とか言ってるわけで、言葉のあやですが、人間のようにあつかってます。乗り物の擬人化については男性のほうが感情移入して考えがちなのかもしれません。読書会の出席者は私以外全員女性なので、このあたりの感覚はちがうのかもしれません。

 

 というわけで、うちのW400くん、 少しずつ元気になっています。男なので(たぶん)、子どもは産まないと思いますが……。

(M.H.)