翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

「みかんとるな」

 昨日は暖かい秋晴れ。昼前に散歩に出ました。

 上品なピンク色の実。マユミ(檀・真弓)でしょうか。このあと、割れて中から真っ赤な種が顔をのぞかせるらしい。

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 そのほか、秋たけなわで、たくさんの庭木に実がついていました。

 

 柑橘類はたくさんあって、種類が見分けられません。

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 一時間の散歩で見た柑橘類は、10種類じゃききませんでした。ふつうの温州みかんに似たもの、夏みかんのように大きなもの、ゆずやすだちに似たもの……。こんなに植わってたんだ、とびっくり。

 ぐるりと回って、自宅近くまで帰ってくると、庭の周囲がぜんぶ柑橘類というお宅がありました。枝に「みかんとるな」の小さな白い札。そのむこうに、手入れをしていらっしゃるご主人の顔がのぞきました。お話をすると、生垣を全部ぬいて柑橘類にしてしまったそうです。少しずつ色や形のちがったものがたくさんなってました。

 でも、あれじゃ「とるな」というほうが無理かも、と不謹慎なことを思ってしまいました。なにしろ生垣代わりなので、道に黄色い実がたくさんはみ出てるんですから。自分が小学生だったらとるかな? たぶんとってるな。ひとつくらいは……。で、きっとドキドキして、夜、布団に入ってから後悔するんだろうな。明日、謝りに行こう。いや、もうとっちゃったものはしかたない、とか……。

 

 

 こちらはアケビ(木通・通草)。フェンスにはわせている家があちこちに。

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 コムラサキ(小紫)。

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 これはなんの木でしょうか?

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 赤茶色の実の表面が、少ししわしわになってました。

 

 

 帰りは、最近気になるパン屋によって、あれこれゲット。このパン屋、昼過ぎに行くと、もうあまり残っていない。夕方にいくと、売り切れてしまっていることも。昨日はいろいろ選べました。安くて美味しい小さなパン屋です。

 

 収穫の多い散歩でした。

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(M.H.)