翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

いきなりイギリスの作家さんと

 昨日、翻訳のあいまにフェイスブックをのぞいていると、マット・ディキンソンさんがシェアしている友だちの記事に、マットの新作、"Lie, Kill, Walk Away" と、あと2冊、その女性が「今から読むのが楽しみ」という本の表紙が写っていました。

Lie Kill Walk Away: From the Author of the Everest Files and Mortal Chaos

 

 その2冊のうちの一冊が、去年からわたしが翻訳している本だったので、思わず、「今、日本語に訳してるんだよ、その本」と英語でコメントしたら、すぐ返事が返ってきてびっくりしました。よく見ずにコメントしたのですが、Marie-Louise Jensen さんという、イギリス人の児童文学作家のフェイスブックでした。

 作品は歴史物が多いようで、なかなか翻訳されない(Historical fiction doesn't tend to travel well.)、とおっしゃっています。まだ、デンマークとスウェーデンで翻訳されただけだそうです。

The Girl in the Mask. Marie-Louise Jensen The Lady in the Tower 

Runaway Between Two Seas 

The Night Raider: A Viking Tale (Fiction Express) Finding Hope (Fiction Express)

 だれか読んでみませんか? たしかに、歴史物はなかなか出版するのが大変そうですが、ちょっと面白そうなものも……。

 

 それにしても、いきなり作家さんとやりとりできるのは面白いですねえ。原作開拓にはこの手があるかもしれません。有望そうな作家さんのフェイスブックやツイッターをフォローして、そのうち、メッセージを送って仲良くなっちゃえばいい。

 

 と、そこで気づいたのは、自分のフェイスブックの名前は漢字で書いてあるだけだった! あわてて、Masaru Harada を付け加えておきました(笑)。

(M.H.)