翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

大逆転!!

 水曜日のACL準々決勝第2戦のホームゲーム。対川崎の初戦アウェイでは3−1で敗れ、絶体絶命。自分は仕事もあるし、シーチケ対象外なので、今の川崎にはもう無理でしょ、と思っていかなかったら、なんと4−1で大逆転!

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 あとでビデオで見たが、埼スタの雰囲気が最高。ああ、仕事放っていけばよかった。平日なのに3万近く入ったし、ゴール裏はほぼ埋まり、当日券で8000枚くらい売れたらしい。

 試合は川崎の先制で、2戦合計1−4となり、この時点で絶望的。好調の川崎相手に4点取るのは無理、とネットで経過をチェックしていた妻と私はあきらめました。

 ところがギッチョンチョン(古い)、興梠の同点はまだしも、そのあとのレッドカードで状況は一変、アウェイで一人少なくなったのだし、2点のリードを守りに入るのは鬼木監督の采配として、そう間違ってはいなかったと思うが、憲剛や大島を下げて守備的選手を入れたために、カウンターの脅威がなくなり、うちの攻め放題になった。

 4−1−4−1で始めたフォーメーションも(興梠のワントップ、シャドウに矢島と陽介(がよかった)、右ワイドにラファ(やはり少し窮屈そう……)、左ワイドに高木、ワンボランチに青木、4バックは左から槙野、マウリシオ、阿部、森脇)、 川崎の一人退場のあとは、余裕ができて、ミシャ体制のように前を厚くできた。こうなると、柏木の存在は大きいし、5年やってきたことが生きる。攻め倒して大逆転だった!

 おそらく、ミシャの戦術は、力の差がある時にはうまくいくので(この日は川崎が一人少なくなった)、下位チームに点を取りに行く時には使えそうだ。対して堀の4−1−4−1はまだフィットしていない感じもある。とくにラファの右ワイドはもったいない。高木と槙野のスイッチもうまく行っていないが、これは宇賀神がもどると、さてどうなるか?

 

 1点目の興梠の得点は、矢島のスルーパスから。絶妙だった。矢島もやはり使われているうちにできることが増えてきて、本来の良さが少しずつ出てきている。五輪代表や岡山での活躍を思えば当然だ。ミシャがやめなかったら埋もれていたかもしれないのだから、よかった、よかった。生え抜きにはがんばってもらいたい。

 いずれにしても、見所が多くなって観戦が楽しい。明日はアウェーの磐田。ホームでは苦杯をなめているだけに、リベンジしてほしい。名波がどういう策を練ってくるかも楽しみだが、それを上回って勝ってくれ。ターンオーバーも楽しみだ。

(M.H.)