翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

パン豆とタルト

    今日は愛媛のお菓子を紹介します。

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    これはパン豆。お米で作ったあられですが、とても軽くて、ほんのり甘みがついています。愛媛の東予地域では、結婚式の引き出物に使います。勤めていた会社では、社員の結婚式があると、これが配られていましたっけ。食べ出すとやめられません。よく、これを食べながら仕事をしてました。先日の親戚の結婚式でゲット。久しぶりのパン豆に、家内も私も大喜びです。

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 作る時に、「パーン」と大きな音がするそうで、それが名前の由来らしい。

 

 

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    こちらはタルト。なぜか愛媛では、こうしたカステラのような、いや、もっとキメが細かくてしっとりしてるんですが、そういうもので羊羹状の餡を巻いた洋菓子とも和菓子ともつかないお菓子を「タルト」と呼びます。これは栗入りタルト。丹原あたりの周桑地域は栗の産地ですからね。調べたら、江戸時代にポルトガルから入ってきたらしい。

 

 

    どちらも愛媛の味で、大好きです。栗入りタルトは、帰ると必ず買って帰ります。パン豆はともかく、タルトは時おり、全国〇〇市みたいな時にデパートで売っていますから、見かけたらご賞味あれ。

 

(M.H.)