翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

夏休みも終わり

 愛媛から京都経由で昨日帰宅。

 これは新幹線の車窓から見た浜名湖。空と雲がきれいでした。

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 愛媛では、家内の実家の用事や、親戚との飲み会、迎え火など、あっというまの三泊四日、帰りは京都でサラリーマン時代の先輩のお宅におじゃまして楽しいひと時を過ごしました。いささか疲れましたが、充実した夏休みでした。

 

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 行きの大阪駅で見たJR西日本のキティちゃん新幹線。残念ながら、おリボンしか撮れなかった(笑)。

 

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 本四架橋から瀬戸内海。

 

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 新居浜のあかがねミュージアムにて、新居浜太鼓祭りの太鼓台。ちょっと大きさがわからないと思いますが、かき棒の直径は20センチ以上あると思います。この太鼓台の上に指揮が前後に2人ずつ、中に太鼓が2人、上に4人乗ります。重さは2トンを超えるらしい。これをかき手が高々と差し上げる様は、それは壮観。ああ、でも、もう20年以上見てないなあ。秋に帰りたい。

 ご興味のある方は、たとえばこちらを。

www.youtube.com

 

 

 

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 東大谷祖廟。父の墓参りに。お盆の三日間は万灯会で提灯や灯籠に火が入ります。できれば夜、見たいところです。来年は京都に泊まるかな。

 

 そのあと、会社員時代の先輩のご自宅へ。京の町家を改装した家で、素敵でした。土間こそもうありませんでしたが、いわゆるうなぎの寝床のような細長い敷地の真ん中には小さな庭があり、柱、襖、土壁、畳、床の間など、日本家屋らしい家。ただ、棟梁のこだわりで、サッシを使っておらず、冬は寒いそうですが、とても風情のある、京都らしい建物でした。うらやましいなあ。一度京都に住んでみたい。

 

 

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 あわただしいけれど、楽しい夏休みでした。

 

 父の生まれた京都や、家内と知り合い、息子が生まれた新居浜(にいはま)は、どちらも自分で選んだ町ではないけれど、縁があって土地や人と関係ができて、こうして行き来するようになりました。不思議といえば不思議ですが、できるだけ楽しみたいものです。

 

 今日は終戦の日。京都で徴兵された父が終戦を迎えたのは、これも不思議なことに新居浜だったのです。それを、わたしは自分の結婚式の時に知らされてびっくりしました。父は戦地へ送られる寸前でした。送られていたら、わたしはこの世に存在しなかったかもしれません。

 

 戦争はぜったいにさけなければ。

 

(M.H.)