23日の記事でご紹介した『夢見る人』、昨日、見本がとどきました!
美しい!!
岩波の本の装幀は、基本、社内で行なうのだそうですが、原書のデザインを生かして、とても美しい本になりました。こういう本を見ると、やっぱり紙の本だな、って思います。
タイトルや見出しの文字もオリジナルの字体だそうです。これもいいなあ。
中はこの前も書いたとおり、こうした緑色のインクで印刷されています。左ページは、ご存知の方は、ああ、と思うでしょう。ピーター・シス独特の絵ですねえ。もちろん、表紙の絵もシス。彼の細やかなタッチが、主人公ネフタリの繊細さとマッチしています。
カバーの裏も見せちゃいます。青から緑へのグラデーション。この色合いや、ならんでいる小物たちのことは、作品を読むとわかると思います。オビもいいでしょ。それにしても、なぜバーコードなんてものをつけなきゃならないんだ!!
きれいな本を見ると興奮します。自分の訳書だと、なお幸せ。
関係者の皆さんに感謝です。
明日発売。どうぞよろしく。
(M.H.)