翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

台風で、地球温暖化を考える。

 おととい、10月12日(土)の台風は各地に大きな被害を残しました。幸い、わが家はなにごともなく、バイクを高いところに移動するときにマフラーに傷をつけたくらいで(泣)すみました。

 被災された方もいらっしゃると思いますが、一日も早い復旧を願っています。

 

 この写真は昨日、日曜日の昼ごろの近所の市野川。土曜日の夜はレベル5で警報が出て、堤防の決壊が心配され、付近の人たちは避難しました。土手の茶色い線を見ると、あと1メートルくらいまで迫っていたことがわかります。あふれないまでも、たぶん、決壊ぎりぎりだったはずです。破れたら、うちの近所も水につかっていたでしょう。

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   近くでは越辺川や都幾川など、堤防が決壊した川があり、ピオニウォークという大きなモールの一階が浸水して営業停止中です。川越でも浸水があり、大変でした。埼玉は新しく家を建てたところは、治水工事をしたあととはいえ、やはり昔の沼や田んぼで、土地が低いのは一目瞭然です。我が家も昔の沼地あとなので、大雨がふるとやばい。4階なので、家はだいじょうぶなのですが……。

 土曜日は仕事をしながら、市の放送に耳をすませ、テレビやネットで情報を集め、スマホに入ってくる警報にドキッとし、結局一日中、パソコンかテレビかスマホの画面を見ていたために、目がおかしくなりました。

 日曜は、「はじめての海外文学スペシャル」が中止になった分、仕事がはかどると思っていたのに、目が疲れたままで画面を見る気がせず、バイクを定位置にもどし、やはりもどしにきた人とおしゃべりしながら掃除したあとは、ぼーっと過ごしてしまった。

 

 

 夏の暑さといい、台風の発達といい、どう考えても地球温暖化はまちがいありません。グレタ・トゥーンベリさんの、昨年2018年のTEDのスピーチにリンクを張っておきます。自分はあとせいぜい30年生きればいいほうですが、子どもたち、孫たちのことを考えないといけません。

 そして、グレタさんのような活動ができて、それを応援する親がいるスウェーデンのような国に、日本もしたいものです。

www.ted.com

 

(M.H.)