翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

「Casa Brutus」9月号

 月刊「カーサ ブルータス」9月号は、「大人も読みたいこどもの本100」特集なのですが、なんとその081番に、拙訳『夜のあいだに』(テリー・ファン&エリック・ファン作、ゴブリン書房)を載せていただきました!

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 表紙は言わずと知れた『エルマーのぼうけん』。エルマーについては、前沢明枝さんの監修で、『エルマーのぼうけん』はどのようにして生まれたのか? という特集記事もあり、レイアウトの試作の写真なども載っています。これ、すごい!! ちなみに、『エルマーのぼうけんセット』は100冊のうちの006番。

 

 いろいろな切り口で作品をとりあげていて、全ページカラーですし、読み応え、というか、ながめ応えあります。ちなみに、001番『鉄腕アトム』、003番『青春を山に賭けて』、007番『いやいやえん』……、いやバラエティに富んでいて、とても楽しい。

『はらぺこあおむし』、『スヌーピー』、『あおのじかん』、『星の王子さま』、『ドラえもん』……、これ選ぶの楽しかっただろうなあ。『ルドルフとイッパイアッテナ』、『エミールと探偵たち』、ホッツェンブロッツ、ムーミン、マチルダ、ナルニア、アリス……。

 

 

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『夜のあいだに』は、「MASTERPIECES② 21世紀の名作絵本21冊」として、2001年以降に発売された絵本の中から選んでもらいました。【朝と夜】というページに、荒井良二さんの『あさになったのでまどをあけますよ』とならべてもらってます。となりのページには、酒井駒子さん絵・訳の『ビロードのうさぎ』、大好きなショーン・タンの『アライバル』。

 こんな幸せなことがあるでしょうか! 

 

 こちらから、中身が少し見られます。

試し読み動画 | Casa BRUTUS | マガジンワールド

 

(M.H.)